小笠山の見晴台から見た大東町、太平洋方面 |
週刊てーて ひらく農園から
「寒気と寒気の狭間に」
お正月の寒気から、先週末は春に近いような暖かさまで気候は緩み、そして再び、寒気が氷点下の気温と強い風を伴って訪れてきました。去年からの激しい気性のお天気模様は、まだまだ続いていく様子がうかがえます。
簡易ではあるけれど鶏舎造りが始まりました。雨風をしのいで、鶏を猫や狸あるいは烏から守るための鶏舎です。パイプを立てて、ワイヤーの格子になったものを壁代わりにしました。柱の代わりの骨組みのパイプと格子のワイヤーを麻の紐で何箇所も結び、屋根の骨組みのパイプとをジョイント金具で結ぶ簡素な造りです。扉は廃物の格子戸を用意しましたので、長いL字のアングルを地中深く打ち込んで扉を取り付ける柱とし、そのまま鶏舎全体の大黒柱としました。ここまでを少しずつ三日かけて作業しましたが、気候が思ったよりも緩んだせいもあって、畑の作業に重きを置かなければなりませんでした。
葉ものの種播きが始まりましたし、ようやく乾いてきたとーと畑に小型耕耘機を入れて、玉葱畑の土入れ作業もしなければなりません。いざ、玉葱畑を耕してみると、乾いているところはもうカチンカチンで、ぬかるんでいるところでは小型耕運機がめり込んで、はまってしまったくらいの極端さでした。
砂地のちーち畑は、排水はよいのですが、樹木に近いところにあります。雑木が生い茂って日陰になりやすい畑です。法蓮草の種を播く準備として、鶏糞もみ殻堆肥が年末に散布してあり、もう一度トラクターが入れば種を播くばかりの状態です。しかしながら、雑木が高いところで法蓮草畑の上に張り出してきています。種を播いてから剪定したのでは、大きな太い枝が畑を直撃してしまいますので、先に剪定することにしました。ところがこれが、太い木が多くて、木に登って鋸を挽くのに結構な時間を費やしました。恭さんも鋸を挽くのが好きで、おまけに木に登るのも好きなので、夫婦二人して木に登って鋸を挽いている始末です。冬の楽しみな作業の一つです。
昨日は、あんまり寒かったので、いつやろうかと思案していた納屋の大掃除と模様替えをしました。古い今は使っていない醤油の貯蔵瓶などを蔵に移したり、重たいものをたくさん動かしたので腰が痛くなってしまいました。今年は、年明け早々から、いろいろな作業に追われているので、ちょっと飛ばし過ぎの感があり、疲れがたまってきたゆえの腰の痛みで、夏を越せるかどうか心配です。一年をフルに走りとおすことができたためしはありませんので、少し自重しなければなりません。
2003年1月16日 寺田潤史
ジャガイモの種芋の日光欲芽 |
玉葱畑の土揚げ作業を終えたところ |
紙マルチの上に土をどんどん上げていく |
簡易鶏舎の骨組み |
今週の野菜
野菜 |
品種 |
科 |
播種日 |
玉葱 ほうれんそう 葉ねぎ 水菜 チンゲンサイ フリルレタス サニーレタス ロケット にんにく 白菜 大根ぬきな 菜の花 京みぶな 大根 小松菜 春菊 さつまいも べかな ビタミン菜 人参 |
ターザン ラルゴ わかさまパワー 早生水菜 福賞味 フリルレタス なんそうべに オデッセイ 上海早生 ミニ黄作 冬みね レタサイ 早生みぶな 大蔵 新黒葉小松菜 おたふく 寿 はまみなとべかな ビタミン菜 紅映2号 |
ユリ アカザ ユリ アブラナ アブラナ キク キク アブラナ ユリ アブラナ アブラナ アブラナ アブラナ アブラナ アブラナ キク ヒルガオ アブラナ アブラナ セリ |
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