週刊てーて ひらく農園から
「納屋にまきストーブ」
鶏舎造りが畑作業で中断していると、浜北の植熊さんという植木屋さんから連絡をいただきまして、マキをいただくことになりました。間伐あるいは伐採した植木を切ったものです。2t車に山盛り二杯を持ってきていただきました。はるにれ(エルム)の木やキハダなどの種類です。
先週書いたように、八十八歳の曾祖母がマキでお風呂を毎日焚いてくれています。曾祖母の性分として、選定した小枝や笹竹の切ったもの、松葉などの落ち葉をせっせと集めて風呂用とすることで敷地内が片付いていくことが嬉しいようです。一方、そろそろ炭焼きをしないといけないなと、どの雑木から利用しようかなと考えたその日のうちに、植木屋さんから連絡があったのでした。そして、そのマキの量の多さから、まきストーブの導入を決めました。
納屋では、部屋と同じように灯油を使った昔ながらのストーブを使用していました。まきストーブの導入にあたっては、防火対策を最優先させました。数十年前に親父が作った牛乳の缶(当時牛を飼っていた)の廃材であるステンレスの板が転がっていましたので防火壁とし、煙突の出入り口にはトタン板を切り貼りしました。煙突の延びた先の雨どいの松葉を常時取り除き、通路の松葉も掃いて集めてきれいにしていきます。そして今、地震に備えてまきストーブに柱が倒れてきたことを想定して、鉄の枠を作っています。
まきストーブの暖かさの威力は絶大です。まさに威力と呼ぶにふさわしいほどで、これは、鉄板でできた時計型のかまどのせいでしょう。ホームセンターで買ってきた¥2980のものですから、2,3年もてばいいほうでしょう。煙突の価格が高くて¥7000ほどかかりました。お風呂と納屋のまきストーブのおかげで灯油の使用量が激減しました。木を切るのもチェーンソーを使わないで鋸(のこぎり)で切って、まき割りは斧や鉈(なた)を使っています。
木の燃やし方を必然的に勉強させられています。餅つきや味噌の仕込みなどで使うかまどとは違って、用途によって燃やす種類を変えていかなければなりません。古木の切り倒したものと生木をうまく組み合わせ、松葉も重要なアクセントになっています。剪定したホソバの木の緑の葉っぱのついたものすらバリバリとよく燃えます。圧力釜で玄米を炊いたり、煮物やスープを乗せるので、その都度火加減を変えています。
水窪で栽培したお茶を入れると、味が違うように感じます。樹木の成長の結果を燃やして火となりお湯となりお茶の葉と溶け合ってからだの中に入ってくるのです。まさに、木の精に導かれての時の流れの豊かさを感じています。
2003年1月23日 寺田潤史
2000年2月仕込みの自家製味噌 |
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野菜 |
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播種日 |
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