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週刊てーて ひらく農園から

「冬のにわか大工」

 納屋のストーブの設置のための諸作業が終わって、簡易鶏舎造りの作業に戻っています。種播き作業も順調に滑り出していて、キャベツやレタスの新しい芽も出て、トマト類の芽も出てきました。ナス、ピーマンの種播きも終わり、いつもの一月に戻った風情です。

 昨日の寒の厳しさには、ちょっとひるみました。朝の、まさに吹雪の気配すら感じさせる横殴りの雪が、早咲きの梅と対照的で、極に達したかのような天候不順を象徴しています。一昨日の夕方からすでに寒さ厳しく、鶏舎の屋根にトタンを打ち付ける作業はこたえました。大工さんや外の仕事の人の大変さに思いをはせました。農作業だって外仕事ですが、こちらはあまりこたえません。慣れた仕事はやはり楽に感じるのでしょう。トタンに釘を打ちつけながら、大工仕事は本職じゃないんだから、と一人言い訳をした自分が滑稽であります。

 二年前に、機械小屋を造ったのですが、その時の僕の心配は杞憂で、台風にも大雨にもびくともしていません。機械小屋は、直線を組み合わせた造りでしたから、考えることは余りありませんでした。今回の鶏舎は、胡瓜などの誘引用のパイプを利用しています。誘引用のパイプはアーチ型ですから、曲線になります。そこにトタンを屋根とする構想なので、天井部分にだけは木を使うことになります。何といっても、現存する諸材料を組み合わせての鶏舎つくりであることが大前提なのです。適材適所には制約がありすぎます。買ってきたものは、トタン用の釘と針金、鉄のメッシュ網だけですから、しめて約三千五百円の予算です。木材だけは、親父の残したものが少々ありました。

 木材はいいものです。寸法が合わなければ切るなり足すなりすればいいだけですから、非常にわかりやすくて、鶏の当たりだけを考えていけばよいという気楽さがあります。風の向きと、雨の向き、熱と寒さの向きが体に染み付いていてイメージしやすいのですが、鶏の性質を今ひとつ把握していませんので、あとで簡単に作りなおせるようにしておかなければなりません。

 寒の厳しい中を、木を切って体を温めています。効率の悪い仕事が実に楽しいのです。考えてみればどれもこれもが「にわか」であります。「にわか」ではありますが、一つ一つが大事な仕事です。「にわか」と「専門性」を対比するような時代ではなくなりました。どのようにして自分の意思に忠実に毎日を送るか、どのようにしてたとえば地球の意思にすり合わせていくか、そのことが日々の中のあちらこちらに存在しているように思えてなりません。

2003年1月30日 寺田潤史


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今週の野菜

(断りのないものはすべて無農薬無化学肥料栽培です)

野菜

品種

播種日

玉葱
ほうれんそう
葉ねぎ
水菜
さつまいも
小松菜
大根
ロケット
にんにく
白菜あおな
大根ぬきな
菜の花
京みぶな
春菊
ビタミン菜
サニーレタス
フリルレタス
べかな
わけぎ
チンゲンサイ
人参
低農薬みかん
もみじ3号
ラルゴ
わかさまパワー
早生水菜
寿
新黒葉小松菜
大蔵
オデッセイ
遠州早生
ミニ黄作
冬みね
レタサイ
早生みぶな
おたふく
ビタミン菜
なんそうべに
フリルレタス
はまみなとべかな
(自)わけぎ
福賞味
紅映2号

ユリ
アカザ
ユリ
アブラナ
ヒルガオ
アブラナ
アブラナ
アブラナ
ユリ
アブラナ
アブラナ
アブラナ
アブラナ
キク
アブラナ
キク
キク
アブラナ
ユリ
アブラナ
セリ

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