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鶏小屋

週刊てーて ひらく農園から

「鶏がやってきた」

 とうとう、ひらく農園の「ちーち畑」に鶏がやってきました。その数五十羽。4.35坪の広さで完成した鶏舎には、やや多すぎる数です。1坪に十羽から十五羽と、自然卵養鶏の本には書かれておりますが、実際に鶏を入れてみると運動する部分がやや狭い印象です。詰め込むだけならあと百羽でも充分に入れられますが、四六時中鶏舎の中にいるのですから、広いに越したことはありません。ちなみに、畑での放し飼い養鶏の場合は、一反(300坪)で十羽程度だそうで、動植物の循環という側面から見て、生態系が偏らないためにはそのくらいの広さが必要になるそうです。

 もともと平飼いの養鶏場で飼われていた、「ブラウン」というアメリカ生まれの系統の鶏をいただいてきました。生まれて三百九十日の鶏は、入れ替えのために肉屋さんに売られていくそうなので(これまたちなみに、普通にスーパーで売られている鶏の肉は、ブロイラーといって鶏の肉のためだけに飼育され生後2,3ヶ月の間に急激に太らされた鶏の肉だそうである)、その一部をいただいてきたわけです。平飼いの鶏の肉は、地上を歩いて運動しているために肉質もよく、卵を生み出して二百八十日くらいで産卵率の低下する前に肉屋さんに売るのが効率のよいことなのかもしれません。

 山間にいた鶏が軽トラックに揺られて(小さな籠一つに十羽の割合で詰め込まれてきた)この海辺の農場にやってきましたし、餌も環境もがらりと変わってストレスがあったのでしょう。到着した次の日には、一羽の鶏がお尻を他の鶏につつかれて内臓を出されそうになりましたので、そのつつかれた鶏を籠に隔離しました。そして、餌をあわてて自家配合してつくりました。米ぬかに、菜種粕(大豆粕がたんぱく質があってよいのですが手元に無かったので)、牡蠣ガラの粉末をミキサーでかき回して、木酢液を混ぜ込みました。木酢液の専門書を畑のためによく読んでいたのですが、鶏にも木酢液はあうようで、卵の質もよくなるし、鶏の性格が温厚にもなるそうです。鶏の飲む水にも木酢液をほんの少したらしています。それが効いたかどうかはわかりませんが、それからはこのような事件は起きていません。

 鶏舎の床には、籾殻や稲藁を敷いています。今までの環境が、コンクリートに大量の籾殻を敷いた環境だったので、「ちーち畑」の土が相当に気に入っているようです。土の中をほじくり返して、虫を見つけたり遊んだりしています。緑餌は、畑の草をふんだんに鶏舎に入れています。今まで草はあまり食べていなかったのかもしれません。これまた大喜びです。今までの養鶏場の鶏糞堆肥は、何年か前からひらく農園の畑に使われています。その堆肥で育った草ですから、鶏の遺伝子が覚えているのかもしれません。

 ほとんど鶏のことを勉強せずに鶏を飼い始めたのですが、死んだ親父が見守っていてくれるという確信があったので、まったく気にしていません。親父は僕が十才の頃まで、ケージ飼いの鶏を3千羽ほど飼育していました。きっと、「何やってんだか!?」と呆れているに違いありませんが。

2003年2月13日 寺田潤史


日差しをいっぱいに浴びる

藁やら草やら

金網越し

今週の野菜

(断りのないものはすべて無農薬無化学肥料栽培です)

野菜

品種

播種日

玉葱
ほうれんそう
葉ねぎ
水菜
さつまいも
小松菜
大根
ロケット
にんにく
しろな
大根ぬきな
チンゲンサイ
京みぶな
春菊
ビタミン菜
サニーレタス
ブロッコリー
べかな
わけぎ
菜の花
人参
自家製味噌
もみじ3号
ラルゴ
わかさまパワー
早生水菜
寿
新黒葉小松菜
大蔵
オデッセイ
遠州早生
京の四季
冬みね
福賞味
早生みぶな
おたふく
ビタミン菜
なんそうべに
盛緑85
はまみなとべかな
(自)わけぎ
レタサイ
向陽2号
自家米のこうじ
ユリ
アカザ
ユリ
アブラナ
ヒルガオ
アブラナ
アブラナ
アブラナ
ユリ
アブラナ
アブラナ
アブラナ
アブラナ
キク
アブラナ
キク
アブラナ
アブラナ
ユリ
アブラナ
セリ
海の精塩
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