オステオスペルマム |
週刊てーて ひらく農園から
「お彼岸はどこへいった?」
農繁期、真只中であります。疲労はピークに来ています。お彼岸におはぎをいただいて、お彼岸情緒たっぷりといきたいところでしたが、二十二日になって、ああ昨日はお中日だったか、と思い返すくらいのせわしなさに、子供たちをお墓参りに連れて行くくらいの余裕がなくちゃ子供たちが可愛そうだ、と情けない思いをしました。
二十三日の日曜日に、鶏糞籾殻堆肥を愛知県の新城市まで取りに行く恒例の仕事が入っていて、堆肥置き場を空にしなければならず、おかげで夏野菜の定植準備はほとんどできてしまいました。茄子やピーマン、シシトウ、トマト、里芋、オクラ、ズッキーニ、南瓜などは、畝立てすればもう植えつけることができるくらいです。ほかの仕事を片付けるために畑仕事が進むということはよくあることで、むしろそのためにかろうじて旬の仕事に追いついている、という感じです。
一方、玉葱畑の草の勢いがすごく、三角鍬で草をとる作業も平行して行っています。草の行き場として鶏の餌という形ができたことは、草取りに対するエネルギーの充実具合に歴然の違いがあります。一月までの貯蔵用の「ターザン」という品種の畑の畝間の草が大体削り落とされました。管理作業用の一輪耕耘機に肩削りローターというものを付けて、畝の肩を削り落としておき、うまく草を取れないところなどを三角鍬で削っていくのです。機械作業と手作業をうまく組み合わせることが、畑仕事を進める上で最も心地よい作業形態だと思えてきます。
恭さんに野菜の配達を頼むことができる夜は、納屋で種播き作業や鉢上げ作業です。この端境期に葉ものを出荷できるのも、一月からせっせと種播きに励んだおかげです。苗床にずらっと並んだ苗の出来が、今年はとてもよいように感じられます。あとは、いかにして苗を老化させないで畑に植えつけることができるかにかかっています。
このくらい忙しいと、やはり体に負担が来ます。今は休み休みしながら、あるいは体が疲れたときはパソコンでできる仕事をして、体を休めています。お彼岸があっという間にどこかに行ってしまうわけです。畑では、草の花もきれいに咲き誇り、柿の木の新芽も春を満喫しているかのようです。どこかに出かける余裕はないけれど、せめて畑の中でだけでも立ち止まって、春とともにある実感を満喫したいと思います。
2003年3月27日 寺田潤史
↑ページの先頭の花だけれど、正確な名前がわかりません。 祖母曰く「ほせか」と聞いたそうな。 わかる人いらっしゃいましたら教えてください。 4月1日正確な名前がわかりました。 学名 オステオスペルマム 英名 african daisy ディモルフォセカに似ていることから「フォセカ」という名で出回ることもあるらしいです。 それを祖母が「ほせか」と聞き間違えたようです。 |
蟻の巣? 小松菜の株元に早くも蟻が働いている光景を見つけました。 |
↑「ちーち畑」の小松菜ももうすぐ収穫。 |
↑「ちーち畑」の葉ねぎはまだ小さい。 |
↑ネットの中の苗床では枝豆の芽が出始めた。 |
↑ズッキーニは芽が出たと思ったらすぐに定植期になる。 |
↑柿の芽がそっと春を飲み込んでいる。 |
↑春の雑草の花はホトケノザだけじゃない。 オオイヌノフグリ、ハコベ。 |
  | 野菜 | 品種 | 科 | 播種日 |
New New New New New New New New |
にら 長ねぎ 葉ねぎ アスパラ サニーレタス フリルレタス レタス 春菊 小松菜 水菜 大根ぬきな 大根 菜の花 チンゲンサイ ほうれんそう 玉葱 ロケット 白玉葱 人参 自家製味噌 |
スーパーグリーンベルト わかさまパワー わかさまパワー ウェルカム なんそうべに フリルレタス シスコ さとゆたか 新黒葉小松菜 早生水菜 冬みね 冬みね 緑搭紹菜 福賞味 ラルゴ もみじ3号 オデッセイ 白玉葱 紅映2号 自家米のこうじ |
ユリ ユリ ユリ ユリ キク キク キク キク アブラナ アブラナ アブラナ アブラナ アブラナ アブラナ アカザ ユリ アブラナ ユリ セリ 海の精塩 |
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