スナックえんどうの花 |
週刊てーて ひらく農園から
「手前勝手」
手前味噌という言葉があります。自分の家で仕込んだ味噌を半ば自慢する意味があるかと思いますが、本当においしいと思えるならばそれもいいでしょう。おいしいことは人に危害を与えませんから。
アメリカ軍のイラク侵攻について、いろいろな方がいろいろなことを述べています。日本のおかれている立場と朝鮮半島の情勢の厳しさゆえにアメリカと行動を共にする、あるいは日米の安全保障条約があるからこそ、アメリカ軍の行動を支持する、という政府よりの意見も多く聞かれます。
畑仕事に追われているこの時期に、戦争のことを考える余裕が少なすぎるのですが、ふと思い返ったことがあります。 「正当な理由があれば、人を殺してよいものなのか?」 と。個人の立場で人を殺せば、どこの国でも処罰されます。自治体の立場、たとえば静岡県が何らかの理由で人を殺さなければならなくなったならどうなるか?やはり処罰されるでしょう。アメリカの州では違うのでしょうか?
国によって法律が違うことは理解できます。細かな部分で違いがあることはその国の歴史があるからこそ違いが出てくるでしょう。しかしながら、人を殺すという行為は、世界共通の犯すべからずの行為といえるのではないでしょうか?軍には軍の法律がある、というのも、人を殺す訓練をしておいて、民間の法律の適用はできないからだと腑に落ちてしまいます。
自分の家族を守るために家に鍵をかけて眠る、それでも侵入者がやってくれば戦う(110番も戦うことのひとつか)、これが原点といえないでしょうか? 「お前は、俺たちの家族を殺しそうだから」 と、借金をして長旅に出て、殺す相手の近所に住む人たちも手当たり次第に殺す、ということがまかり通っているのです。
つまるところ、世界全体で法律を作らなければ、いつまでたっても「手前勝手」な論理で人を殺すことが続けられるということでしょう。個々の専門家に一つ一つ事情を聞いていけば、仕方のないことなのかな、と思ってしまいそうですが、地球の法律を作らなければ、大量殺戮も環境破壊も「手前勝手」な理由で続けられていくのです。家の子供たち、畑の野菜や小動物、鶏やカラス、木々の新芽、草の花を見て、戦争のことを考えると、こんなことしか思い浮かばないのです。
2003年4月3日 寺田潤史
↑長女の妃袈里が草取りのお手伝い。 今週は祖母が玉葱畑の草取りを手伝ってくれている。 小学1年生になる妃袈里も手伝ってくれました。↓ |
ネットも張られて百花繚乱のさやえんどう |
↑収穫の始まった「ちーち畑」の小松菜は見るからにおいしそう。 |
↑同じく「ちーち畑」のフリルレタス。 |
↑紙マルチに植えつけられたズッキーニ |
↑極早生の玉葱がついに収穫! |
↑先週は伸びていなかった柿の新芽がほらもう。 |
↑ミニトマトの苗の花が咲いた(苗はネットの上から撮影)。 花が咲いたら、畑への植え付けだ。 |
  | 野菜 | 品種 | 科 | 播種日 |
New New New New New New |
にら 長ねぎ 葉ねぎ アスパラ サニーレタス フリルレタス レタス 春菊 小松菜 水菜 大根ぬきな 大根 菜の花 チンゲンサイ ほうれんそう 玉葱 ロケット 人参 自家製味噌 |
スーパーグリーンベルト わかさまパワー わかさまパワー ウェルカム なんそうべに フリルレタス シスコ さとゆたか 新黒葉小松菜 早生水菜 冬みね 冬みね 緑搭紹菜 福賞味 ラルゴ 極早生こがね オデッセイ 紅映2号 自家米のこうじ |
ユリ ユリ ユリ ユリ キク キク キク キク アブラナ アブラナ アブラナ アブラナ アブラナ アブラナ アカザ ユリ アブラナ セリ 海の精塩 |
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