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週刊てーて ひらく農園から

「八月下旬は皆お疲れ」

 冷夏の影響が稲作に影響していることが、ようやく報道されるようになりました。春先からの異常気象の連続で、冷夏はその異常気象の一端にすぎません。とはいえ、この八月下旬になって例年あらわれる野菜のお疲れモードが今年もやってきたのですから、季節そのものはずれていないことがよくわかります。

 この野菜のお疲れモード、代表野菜はシシトウです。これでもかこれでもかと実をなり続けさせるシシトウの木ですが、毎年八月下旬になると、実が大きくなりきらないうちから辛いものが出てきます。簡単にいえば、夏の暑さで気が疲れ、水分の不足から実がすっと大きくなれないで熟してしまったものといえるかもしれません。ですから、実の小さいうちから収穫に努め、一つ一つ指で触って柔らかいものだけを販売用にするのです。この感覚を間違えると、辛いものにあたってしまいます。

 ピーマンもそうです。ピーマンは辛くはなりませんが、実の赤くなるまでの日数が短くなります。八月中旬ごろから、熟成の速度が速まり、強烈な太陽光線でピーマンの実が白くなってしまうものも出てきます。それまでとても大きな実となっていたものが、実の小さいうちから赤くなってしまうので、やはり小さいうちに収穫して本格的な秋風を待ちます。木の疲れから、虫もつきやすくなります。今年はカメムシが多いです。

 鶏たちもお疲れというか、産卵率が落ちました。一日に三十数個の産卵が一ケタ台まで落ち込みました。今は少し回復してきて、鶏たちがまた元気に見えてきました。元気になると水の飲み方が活発になります。地鶏の専門家によれば、「水を飲まなきゃ卵は産まん」ということですから。

 昨日、ピーマンの収穫中にほうずきを見つけました。ピーマンの通路の一部分が草茫々になっているところがあって、そこにホウズキを見つけたのです。野生のホウズキとでも言うのでしょうか。僕の体も疲れがたまってきているので、なんともきれいなホウズキに足を止め、しばし見とれてしまいました。この季節がホウズキにとっては一番の季節なのでしょう。皆が疲れている時にも、必ず元気なものが存在しているという事実、これが地球の循環というものなんだと。その元気な姿に、凛とした美しさを魅せられます。こんな時は、常に癒されるものは他者でなく自分であるんだと認識させられます。

2003年8月28日 寺田潤史

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↑ホウズキの花
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今週の野菜
(すべて無農薬無化学肥料栽培です)
  野菜 品種 播種日






















にら
玉葱  
葉ねぎ
モロヘイヤ  
      
なす    
青しそ
ししとう  
   
ピーマン
      
ミニトマト
胡瓜      
トマト   
      
インゲン
オクラ  
        
にんにく
煎茶  
自然卵
自家製味噌
スーパーグリーン
七宝甘七十
わかさまパワー
自家採種 
      
千両2号  
自然発芽
つばきグリーン
      
京波、京みどり
   
レッドメゴ
ときわ地這
サンロード
       
黒種衣笠 
スターライト
     
遠州早生
やぶきた
ブラウン
自家米のこうじ
ユリ
ユリ
ユリ
シナノキ
    
ナス  
シソ
マメ  
    
ナス  
    
ナス  
ウリ
ナス
    
マメ  
アオイ 
  
ユリ  
    
  
海の精塩
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2003/3/3
2003/3/3

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2000/3/1
New 表示はおおよそ2週間以内に収穫の始まった野菜です。


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