週刊てーて ひらく農園から
「37度の熱射」
昨日は、今年一番の暑さでした。朝の収穫、苗の水遣り、鶏の餌と水遣り、出荷を終えて十一時、お昼までのもうひとふんばりに草を刈り始めました。刈払い機を背負っての草刈ですが、暑いこと暑いこと、一時間もしないでやめてしまいました。これでは熱射病になってしまう、との思いからです。お昼を食べて二時ごろでしたか、あんまり暑いので温度計を見てみると、木陰で三十五度にもなっているじゃありませんか。夜のニュースでは、福田町で37.2度を記録したと報じていました。暑いわけです。
今年は、雨が異常に多いので夏の水遣りを心配しなくてよい年でした。ところが八月も下旬になって暑さが急にやってきて、畑の野菜たち、とりわけネギやニラなどは収穫量ががたんと落ちてきました。そこへ昨日の猛暑ですから、はじめて畑に水をまきました。人間だってこんなに大変なんだから、野菜はもっと大変なんだよな、とつぶやきながらの水遣りです。
例年、お天気の具合を見て夏の種播きを進めています。今年は、まったく予想が立ちません。この時期に定植する予定で播いたキャベツ、ブロッコリー、カリフラワーの苗がいつ植えられるかが当面の問題です。玉葱の超極早生「白玉葱」もようやく芽が出てきました。種播きが遅れたので、二月収穫に間に合うかどうかわかりません。第二弾のキャベツ類も芽が出てきました。この猛暑の強烈な太陽光線をきっちりと当てて苗を育てます。第一弾のキャベツ類は、幼苗期にずっと雨や曇天だったために、苗質があまりよくありません。東北地方の米作も心配ですが、この狂った天候では自分のところの野菜がどうなるのかが切実です。
いきなりの熱射で体がおかしくなりそうです。昨日は、自家製のアイスクリームなど冷たいものをたくさん体に入れてしまったので、今日は温かいお茶を飲んでいます。これがまたおいしいのです。おかしくなった体が、シャッキリしてくる気配です。食事も、恭さんに野菜スープを作ってくれるよう頼みました。これがまた、熱いスープが実においしい。体が欲するものは、やはりおいしく感じるものです。自家製のものでできるだけまかなえるということは、何よりもおいしいことが一番ありがたく、加えて素材の安心感が体に取り込まれます。急激な天候の変化があったときに対処してくれる素材があるということ、そしてそれを食べ物に変えてくれる恭さんには感謝感謝の日々であります。
2003年9月4日 寺田潤史
↑ひゆな(別名バイアム)は中国野菜の菜っ葉 |
↑地上2mにぶら下がる南瓜 |
  | 野菜 | 品種 | 科 | 播種日 |
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