週刊てーて ひらく農園から
「ある日突然壊れるもの」
部屋のノートパソコンが壊れました。親父が死んですぐの2年半前の3月下旬、親父の使っていたMacで始まったコンピューターとの接触は、ひらく農園の仕分け、帳簿、そして「週刊てーて」執筆からでした。その年の6月にひらく農園のホームページと音楽編集のためにはじめて買ったのがWindowsのノートパソコンでした。以来、AMD Duron 700MHzのCPUを酷使して、仕事に音楽に調べ物にとこのノートパソコンを使ってきました。そのノートパソコンがこの8月下旬、突如として起動しなくなりました。たった2年3ヶ月の寿命でした。どうやらマザーボードがやられたらしい。「これは困った」と壊れてわかるパソコンの便利さであります。
納屋にあるWindowsのデスクトップパソコンで通常仕事をしていますから、バックアップは2台のパソコンでとっていて、データの損失はほとんどありませんでした。しかしながら、ホームページのアップロードなどは常にノートパソコンでやっていましたし、第一にいつも納屋にいられるわけではありません。子供たちに手がかかるので、夜は納屋に行くことができず、部屋のノートパソコンで帳簿や、豆腐類の注文、FAX、メール、インターネット閲覧、写真の修整保存などを一手に引き受けていました。それが使えなくなるのは打撃でした。
部屋には、もう一台のデスクトップパソコンがあります。こちらは、完全に音楽編集用で、メールソフトも使っていなければ、できるだけインターネットにもつながない状態にしてある自作のパソコンです。音楽編集は1曲で3Gbyteから4Gbyteにもなる容量を扱い、プラグインも多用するCPU負荷の非常に大きな作業です。ですから、所用の数々を様々なアプリケーションソフトでこなすことと、音楽の編集作業を同一の環境にできるだけ置かないことが鉄則です。今回の故障では、さすがにお手上げでしたから、メールもインターネットもこの音楽編集用のデスクトップパソコンで一時的に負担することにしました。しかしながら、さすがに「エクセル」「ワード」「アクセス」「アウトルック」などのOFFICEアプリケーションを音楽編集用のパソコンに入れてしまうわけには行きません。結局、ノートパソコンをまた注文することとなったのです。
農業用の機械は頑丈に作られていて、酷使して故障しても、優秀な農機具屋さんであれば修理できますし、軽い故障は自分でも直せます。昨日も、堆肥を散布するマニュアスプレッダーのチェーンが錆付いて外れてしまったので、オイルをさして直しました。一方、パソコンは、デスクトップパソコンであれば部品を変えるだけで簡単に修理することもできます。ノートパソコンはそうはいきません。ハードディスクの故障までならば何とかなるかもしれませんが、メーカーに修理に出すと途方もない金額がかかってしまうので、おいそれと有料の修理見積もりにすら出せないものです。「ある日突然壊れるもの」と思っていなければならないのがパソコンでありますが、日々の仕事は待ったなしです。まあ、農業用の機械や自動車に比べれば、一桁少ない金額で済むので気が楽ですが。人間のからだも「ある日突然壊れるもの」であるかもしれません。であるからこそ、仕事の負担を軽くするためにはパソコンの力が必要でありますし、次世代への記録の受け渡しとしても重要な役割を担っているのです。
2003年9月11日 寺田潤史
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