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週刊てーて ひらく農園から

「埃まるけ泥まるけ糞まるけ」

  雨前に稲刈りが終わり、ほっと一息つくのは気持ちだけで、毎日埃まるけ泥まるけ糞まるけの日々を送っています。休みがなくて3まるけでは、農業従事者は減る一方なのは当たり前かもしれません。しかしながら、この気持ちのよさは何なのでしょうか?

 真夏の労働は実に過酷で体がついていけなくなりますが、この秋の労働はまったく違います。鶏のえさを仕込み、野菜の苗用の培土を仕込み、野菜の種を播き、野菜の苗を植え付け、鶏糞の堆肥を積んで運んで畑にまくという一つ一つの単純な作業をひっきりなしに繰り返しています。ここで重要なことは、天気の具合と、体の具合です。もう、これに尽きます。お彼岸の頃の台風の大雨以来、晴天が続いて絶好の稲刈り日和となり、稲刈りが終わったところで少量の雨が降りました。その湿り気を利用して、植え残っていたレタス類や白菜をさっと植え付けたのでした。天気がうまい具合に巡ってくれたなら、精神的には何の苦もなく、仕事をこなすだけでよいのです。植えつけてあった白菜畑に熟成した堆肥を施し、芽の出た大根畑にも元肥として堆肥を施します。熟成した堆肥は、機械で詰め込めない場所にありましたから、スコップで運搬車に積み込んで一輪車に詰め替えて散布します。肉体的には疲れる作業でありますが、これが気持ちいいのですから、体調がよい証拠でしょうか?

 稲刈りにしても、例年は雨を縫っての稲刈りで田んぼのぬかるみに足を取られてとんでもなく大変な作業ですし、バインダーも動けない状態にたびたび陥っていました。それが今年はどうでしょう。晴天が続いてくれたために、すいすいと稲刈りは進み、助っ人たちだって長靴を履かなくてもよいくらいでしたから、バインダーもぬかるみにはまることなく済みました。バインダーについた泥を落とすことも一仕事だったのに、今年は楽です。お天気さまのご機嫌を取り付けて、なんとも気持ちのよい稲刈りではありましたが、毎年こういうわけにはいかないでしょう。

 どんなに埃まるけ泥まるけ糞まるけになったって、天気の具合と体の具合がよければ秋はいいものです。秋のほかの行事は何もなくていいから,畑仕事をしていたいくらいです。今年の場合は春から九月いっぱいまでお天気に泣かされましたから、その分を取り戻すのが大変で、今まったく葉もの類がないし、苗も低音で育ちが鈍いので植えつけも遅れてしまって一大事であります。それでも、気持ちよければすべてよしであります。埃まるけ泥まるけ糞まるけは、洗濯とお風呂で簡単にリセットされるものですから、たいしたことではありません。生命に寄り添う気持ちを行為として表現できれば、こんな大きな満足はしっかりと抱きしめなくてはもったいないというものです。

2003年10月9日 寺田潤史

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↑1羽だけ「ちーち畑」に放し飼い
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↑ラディッシュが太りだした
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↑芽の出た大根の畝間に堆肥
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↑葉ねぎにも堆肥
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↑幼い芽のもみじ3号(玉葱)
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↑玉葱の苗床ではトレーが土に埋まる
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↑天候不順で収穫期間の長引く栗

今週の野菜
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