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「露地野菜の宿命」

 今朝の最低気温は十度。この秋一番の寒さで、例年この時期に十二度というのはよくあることだが、十度は少しビックリする低さだ。何をビックリするかと言えば、寒さで畑のサツマイモがやられてしまわないかと、びくびくするビックリなのだ。

 サツマイモは十度で腐りはじめるものがあるので、十三度以上で保存するのが望ましい。品種によって差があり、ベニアズマなどは十度を下回ると最も腐りやすい品種の一つだ。うちでは、ベニアズマはあまり作付けない。今年は作付けなかった。比較的低温でも腐りにくい品種ばかり作付けた。鳴門金時、安納芋、にんじんいも、である。いずれも、自家育成しているので、この地に適した品種になってきていると思う。それでも、低温には気を使う。しかしながら、今年のサツマイモの作付けは例年よりも遅く、しかも全体量が少ない。大切に育て上げたいという思いと、できるだけ長く畑に置いて芋を肥大させたい、という思いがある。その最期の障害が気温という自然の摂理なのである。逆に言えば、作付けの遅さは、収穫の遅れにつながり、自然の摂理に反するということなのだ。

 なぜ作付けが遅くなったか?ひと言で言えば、原発事故の影響だ。東日本大震災とその津波は、自然の摂理の範疇だと思うが、原発事故は震災の影響があるとはいえ人災である。放射能汚染の影響で、関東、東北地方からの葉もの中心の注文がどっと増え、葉ものの作付けと収穫に追われてしまった春だった。だから、サツマイモの作付が遅くなってしまったのである。仕方がないことだ。おかげで、新しく嬉しい出会いも多くいただいたことも事実である。

 気温と言えば、百姓なら誰でもがわかっていることだけれど、百姓でなければあまり理解されていないことがある。野菜は、寒ければ成長がとても遅い、ということ。葉ものの種類にもよるが、十五度から二十三度くらいが一番生育は早い。夏野菜であれば、二十度から三十度で湿度が高ければ生育が早い。真冬は零度から十度の間の気温が多いので、冬の野菜でも成長はかなり遅い。そのかわりに、冬は霜が降りて、野菜の味が良くなる。小松菜など、晩春から初夏にかけてであれば、種まきから一カ月で収穫になる。真夏の小松菜は、無農薬では無理だ。今の季節、小松菜を種まきしても、収穫までに二カ月くらいかかる。

 つまり、秋の生育適期に播いたものが、台風でやられてしまうと、巻き返しができなくなることもあるということ。幸いにして、今年こちらの被害のあった台風15号は、9月21日で、巻き返しのできる時期であった。2年前には、10月に入ってからの台風で、結局その冬には間に合わなかった。そうなると、翌年の3月まで野菜不足に陥る。これが、露地野菜の宿命なのだ。ビニールハウスは、その宿命から逃れることができる方法だが、今回のような台風には滅法弱い。うちは就農以来、ビニールハウスは使わないで、苗だけをビニールトンネルで育てている。 今日も、小松菜やチンゲンサイ、水菜などの葉ものを畑に植え付けた。昨日は、レタス類、春菊などを植え付けた。寒くなった分だけ、虫にやられる確率も減った。これからは、寒風と対峙する季節になる。葉ものの季節がまたやってくる。

2011年10月27日 寺田潤史


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1 里芋土垂れ サトイモ科 2011年7月1日播種 2011年10月5日から収穫
2 春菊 さとゆたか キク科 2011年8月31日播種 2011年10月7日から収穫
3 にら サンダーグリーンベルト ユリ科 2007年2月14日播種 2011年3月20日から収穫
4 フリルレタス ダンシング キク科 2011年8月31日播種 2011年10月7日から収穫
5 サニーレタス 晩抽レッドファイヤー キク科 2011年8月31日播種 2011年10月7日から収穫
6 玉葱 ターザン ユリ科 2010年9月25日播種 2011年5月22日から収穫
7 葉大根源光 アブラナ科 2011年9月25日播種 2011年10月25日から収穫
8 極少 葉ねぎわかさまパワー ユリ科 2011年1月11日播種 2011年5月20日から収穫
9 ラディッシュ バードランド アブラナ科 2011年9月25日播種 2011年10月25日から収穫
10 極少 空芯菜エンツァイ ヒルガオ科 2011年3月11日播種 2011年6月10日から収穫
11 ロケットオデッセイ アブラナ科 2011年9月15日播種 2011年10月25日から収穫
12 オクラスターライト アオイ科 2011年5月1日播種 2011年7月13日から収穫
13 バジルスイートバジル シソ科 2011年7月1日播種 2011年8月29日から収穫
14 小松菜きよすみ アブラナ科 2011年9月15日播種 2011年10月25日から収穫