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「季節と農作業がマッチしている」

 昨日の朝の最低気温が9度弱で、この秋一番の冷え込みだった。さらに冷え込むとの予報を聞いて、少し畑に残っていたサツマイモを掘り終えた。だが、今朝の気温は10度を下回らなかった。日中も穏やかで、これからお天気は恒例の週末の雨に向かう。ひと月以上も毎週末の雨ということは、週に5日ほどは晴れているようなお天気で、極端な天候が日常だった近年にしては珍しく穏やかな気候と言えるだろう。嬉しいことだ。

 明日金曜日の天気予報が雨から曇りに変わったが、雨の前に変わりはないので、今日はまた葉もの類を畑に植え付けた。今収穫している葉もの類は秋の第2弾植付けのもので、第3弾の葉ものも収穫を開始した。第4弾も順調に生育してきていて、今回植えたものは第5弾の葉ものとなる。台風15号の被害からの挽回という意味もあって、次から次へと葉ものの種をまいてきたが、ようやくここにきて葉ものが豊富になってきた。季節と農作業がマッチし出したということだろう。真夏に葉ものの種をどんなにたくさん播いたところで徒労に終わることは目に見えているが、秋お彼岸前後から晩秋にかけては、種播きも植え付けもまさに旬にマッチしているのだ。農作業が徒労に終わることがない季節、と言えるかもしれない。

 10月の初めまでに植え付けた葉ものは、ネットをかぶせて、さらにネットの裾を土に埋め込まなければ虫の餌食となる。それでも、地中にいたヨトウムシに次から次へと野菜の苗は食べられてしまう。今の季節になると、虫はまだ元気だが、もう野菜が全滅になるほどの被害はない。つまり、作業をした、という結果が、収穫へとつながるのである。ちなみに、徒労に終わらない術の一つが、農薬を使った慣行栽培である。無農薬栽培は、徒労との背中合わせの部分が強いので、徒労に終わらない季節、旬の季節の作業だけを経験すると、「何だそんなに大変じゃないじゃん」ということになるかもしれない。どんな種類の仕事でもそうだが、一年間を通して、コンスタントに結果を出し続けるということは、とても難しいことだ。それを数十年続けるには、根気を必要とする。

 農薬というものが出現する以前、どこの農家も無農薬栽培をしてきたはずだ。戦争というものがなくなって、化学産業の行き場の一つとして農業がターゲットにされたことは想像に難くないが、農協が主導した農薬や化学肥料というマジックに、農家自身が飛びついたことも容易に想像できる。その結果、農薬なしで栽培する技術はあっという間に退化し、農業指導者すら無農薬では栽培できないよ、と断言する時代になってしまった。産業が技術を退化させる一つの例である。

 季節と農作業がマッチしているこの季節だが、真冬になれば野菜の成長は極端に鈍くなる。地中あるいは、地上すれすれのあたりに存在するであろう微生物たちの動きが、気温が下がることで鈍くなるからである。気温が低ければ、肥料成分を吸収する力も弱くなる。真冬に葉ものを植え付けても、今の季節の2〜3倍の生育日数を必要とする。だから、このまだ寒くなる前の時期にできるだけ多くの葉ものを植え付けてしまいたいのだ。そして、夜には第6弾の葉ものの種まきをした。

2011年11月17日 寺田潤史


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1 里芋土垂れ サトイモ科 2011年7月1日播種 2011年10月5日から収穫
2 春菊 さとゆたか キク科 2011年9月15日播種 2011年10月25日から収穫
3 にら サンダーグリーンベルト ユリ科 2007年2月14日播種 2011年3月20日から収穫
4 フリルレタス ダンシング キク科 2011年9月15日播種 2011年10月25日から収穫
5 サニーレタス 晩抽レッドファイヤー キク科 2011年9月15日播種 2011年10月25日から収穫
6 玉葱 ターザン ユリ科 2010年9月25日播種 2011年5月22日から収穫
7 葉大根源光 アブラナ科 2011年9月25日播種 2011年10月25日から収穫
8 極少 葉ねぎわかさまパワー ユリ科 2011年7月15日播種 2011年11月20日から収穫
9 極少 ラディッシュ バードランド アブラナ科 2011年9月25日播種 2011年10月25日から収穫
10 極少 空芯菜エンツァイ ヒルガオ科 2011年3月11日播種 2011年6月10日から収穫
11 ロケットオデッセイ アブラナ科 2011年9月15日播種 2011年10月25日から収穫
12 しろな京の四季しろな アブラナ科 2011年9月15日播種 2011年10月25日から収穫
13 葉付き人参紅芯五寸 セリ科 2011年8月15日播種 2011年10月25日から収穫
14 小松菜きよすみ アブラナ科 2011年9月15日播種 2011年10月25日から収穫