オンラインショップオンラインショップ。無農薬野菜の産地直送です。玉葱をはじめとして、旬の野菜や自然卵などをセットにしてお届けしています。


「週刊てーて」ひらく農園から、バックナンバー 週刊てーてのバックナンバーと、サイト内検索が行えます。


ヒメパセリさんの詩集 ヒメパセリさんの詩集


サイトスさんの野菜を使った「レシピ集」サイトスさんの野菜を使った「レシピ集」です。野菜中心のメニューを、簡単な方法で料理できるやり方を提案します。


「週刊てーて」ひらく農園から、語りと映像 語りと映像。視覚障害のある方でも畑の状況を聞くことができます。また、畑の様子をビデオで見ることもできます。


草子の演奏は草子ドットネットへお入りください。草子ドットネット。mp3やビデオで、無料の音楽を配信しているグループ「草子」のサイトです。


このサイトについてひらく農園の紹介です。


リンク集リンク集です。

最新版の「週刊てーて」はこちらからどうぞ。

★ 「週刊てーて」+αをブログでどうぞ。

週刊てーて ひらく農園から

おそまきながらオクラの花


「植物と私と生と死と その3」

 植物が死んでいく瞬間を見たことがある?人間の死んでいく瞬間は、病院で見たことはある。よく考えれば、親父が死んだ瞬間しか見たことがない。人の死を看取るのは、ごく限られた人だけが何度も見るものかもしれない。、植物や虫の死ぬ瞬間は、何度も見ている。自分でも平気で何度でも虫を殺したり、草を殺しているし、野菜の収穫自体が野菜を殺すことになる場合も多い。  

 夏、家の中に蚊が出現する。特に、寝入りばなに出現した蚊には、敵意を抱く。蚊が気になって眠れないことだってある。蚊を殺すために躍起になるのである。なんてったって、蚊は人の血を吸いに来るのであるから、戦うほかはない。そこは、人間の領域であるからだ。同じ人間の領域でも、間違って家の中に侵入してきてしまったと思われるもの、たとえばバッタなどが部屋の中にいたら、つかまえて外に返してあげる。バッタは、人間を襲いに来たのではないからだ。

 畑という場所は、人間と野菜と草と虫などが、混在する場所である。野菜を第一の目的とするけれど、虫や草の存在を良しとする場所でもある。慣行栽培と言われる通常の農家の場合には、虫や草の存在は悪とされるようだ。ここが、決定的な無農薬栽培との違いである。もっとも、無農薬栽培をしている農家の中でも、虫は嫌い、草は嫌い、草取りは完璧にする、そういうところはたくさんある。では、なぜ、虫や草の存在を良しとするのだろうか?

 虫や草は、おびただしい数の命が存在し、死ねば死骸は畑の中に戻される。彼らは、生きようとしてはいるが、死んで土に還ることもよしとしている、そのように見える。実際には彼らはよいも悪いも持ち合わせていないのだと思うが。彼らには、意思だけが存在しているように見える。生きるという意志である。たとえば、虫を殺そうとすると、彼らは逃げる。生きたいからであろう。また、ハエなどは、ハエ叩きで叩かれると、死んだふりをする。死んだふりをしたら、人間が見逃してくれることがあることを、遺伝子として記憶しているのだろう。どちらにしても、生きたいが故の行動だろう。つまり、生きるということだけが、彼らの意思のようである。

 野菜や草は、生きることをまっとうすると、種をばらまいて子孫を残すという満足とともに土に還る。たとえば、野菜が雑草に負けて、太陽がほとんど当らなくなった場合には、種を宿すこともできないで息絶える。お日さまがなければ生きられないのだ。ほかの植物や虫に負けても、どこかで負けないものが存在するようにと、種をたくさんばらまく。子孫を残すことが、最大の使命なのである。それは、人間も同じである。人間全体としての子孫を残す、そのことは、植物や虫のように、途中で息絶えることも織り込み済みの側面を物語っている。

 地球全体を畑としてみると、いろいろな生き物の混在を良しとする世界、と言えるかもしれない。いろいろな生き物が生きていくことのできる環境であることが、一番安らかな環境であるということかな?自分も生きる、あなたも生きる、そのことだけでいいようにも思う。君が甘えたければ、甘えるがいい。僕が甘えたければ、甘えさせてもらおう。生きるということは厳しい道であるけれど、厳しく生きる必要はないとこの頃思う。僕が願うのは、安らかであること、したいと思うことをすること。それが生きるということなんだと。

2012年7月19日 寺田潤史


バックナンバーへ



ご意見、ご感想、お問い合わせは、下記よりどうぞお寄せください。

お名前
メール
ご意見、ご感想、お問い合わせ


今週の野菜
(すべて農薬、化学肥料を使用していません。ここに記載のないものもあります。)




★ ひらく農園の野菜の入手方法

☆ このページの最初に戻る

1 極少 インゲン黒種衣笠 アブラナ科 2012年3月15日播種 2012年5月27日から収穫
2 在庫無 春菊 さとゆたか キク科 2012年4月15日播種 2012年6月5日から収穫
3 にらサンダーグリーンベルト ユリ科 2007年2月14日播種 2012年3月5日から収穫
4 フリルレタス ダンシング キク科 2012年3月25日播種 2012年5月15日から収穫
5 サニーレタス 晩抽レッドファイヤー キク科 2012年3月25日播種 2012年5月15日から収穫
6 玉葱 七宝早生7号 ユリ科 2011年9月23日播種 2012年5月10日から収穫
7 胡瓜ときわ地這 ウリ科 2012年3月25日播種 2012年6月6日から収穫
8 葉ねぎわかさまパワー ユリ科 2012年1月15日播種 2012年5月1日から収穫
9 青しそ青しそ シソ科 自然発芽 2012年5月27日から収穫
10 極少 インゲンボルロット アブラナ科 2012年3月15日播種 2012年5月27日から収穫
11 モロヘイヤモロヘイヤ シナノキ科 2012年3月15日播種 2012年6月10日から収穫
12 バジルスィートバジル シソ科 2012年4月15日播種 2012年6月15日から収穫
13 空芯菜エンツァイ ヒルガオ科 2012年3月15日播種 2012年6月5日から収穫
14 ピーマン京波、京みどり ナス科 2012年2月15日播種 2012年7月15日から収穫
15 ナス千両2号 ナス科 2012年2月15日播種 2012年7月15日から収穫
16 ししとう伏見甘長 ナス科 2012年2月15日播種 2012年7月1日から収穫
17 ししとうつばきグリーン ナス科 2012年2月15日播種 2012年7月1日から収穫
18 ミニトマト  ナス科 2012年2月15日播種 2012年7月19日から収穫