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穏やかに晴れた春の一日、と思っていると、みるみるうちに雲が空に広がって、暗くなった。あわてて、苗床であるビニールトンネルを閉めに行く。風のない畑に 、突如として突風が吹く。風って、こんなに急激に吹くものだっけ?とつぶやく。そして、冷たい風に変わり、夕方には雨となった。
一昨日、東京へ行ってきた。長女のコンクールのための往復だ。高校一年生の時に行ったことのある会場なので、駐車場のある場所、定食屋、カフェなど、探す必要がなくて、気持ちは楽だ。気温は20度を超え、桜の花をみることができてもおかしくないような天気だったが、まだ咲いていない。定食屋で昼食をとり、長女とピアノ伴奏をしてくれる高校一年生のNちゃんを会場に見送って、雑用をこなす。電話を一本するにも、通りの車の音がうるさすぎて、場所選びに苦労する。野菜の注文メールの返事を書くにも、iPhoneで手間取る。それでも時間があったので、駐車場に戻ってリクライニングシートで休息をとる。慣れない環境は、カラダの筋肉を委縮させている。
若いころは、車の運転にも大胆で、疲れを知らなかった。いや、疲れても回復力が旺盛だったのだろう。50を過ぎて、運転をするのにも気を使っているのが自分でわかる。動体視力も落ちているから、R=300mのカーブのある高速道路では、スピードを落とさないと怖い。80kmのゆっくりのスピードなら余裕のある運転ができる。日常で高速道路を頻繁に使っているのなら、カラダの使い方も違うだろうし、疲れも少ないのかもしれない。よく考えてみると、カラダを動かさないで筋肉が硬直している状態は不自然だ。その状態で疲れないほうが、どこか不自然なものを生み出すのかもしれないな。
僕たちの畑の環境は、騒音も少ないし、カラダもリラックスできる状態に置いておけるし、周りに木々や草花、野菜たちや虫たちの生命、がたくさんいる。恵まれた環境を意識することは少なくて、このように都会に出てそのありがたみがわかる。でも、不思議なことに、都会の街を歩いている人たちには、自由さをを感じる。平日なのに、せかせかと忙しそうにしている人もいるのだけれど、まったくせわしなさを感じない人をたくさん見かけた。あるいは、歩くのにも困難そうなお年寄りをゆっくりと介護しながら店を出てくる人や、独特のペースとしぐさをもって立ち食いそばを食べるお年寄りも見かけた。
こちらの田舎では、ショッピングセンターなどで、着飾った人を多く見かける。常々、都会の人たちよりもよほど着飾っているなぁ、と思ってきた。実際に、東京では奇抜な衣装を着る人もいるけれど、着飾らない服で歩く人が圧倒的に多いと感じる。人が多いからこそ注目されることも少なくて、人の目をさほど気にしないで生きていられるのかな?僕の若い頃にいた東京が、そこには依然として存在する。あの自由さを、やはり子供たちには一度は経験してほしい、とも思う。非日常を観察眼を持って眺めることのできるのは、長女のコンクールのおかげだ。あと2回も今週はそれを経験できるが、カラダは悲鳴を上げている。
2014年3月27日 寺田潤史
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1 | にら | サンダーグリーンベルト | ユリ科 | 2013年10月1日播種 | 2014年3月10日から収穫 | |
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2 | ミント | (自)ミント | シソ科 | 2013年3月10日播種 | 2014年1月13日から収穫 | |
3 | フリルレタス | ダンシング | キク科 | 2013年11月30日播種 | 2014年3月10日から収穫 | |
4 | サニーレタス | 晩抽レッドファイヤー光 | キク科 | 2013年11月30日播種 | 2014年3月10日から収穫 | |
5 | New | 小松菜 | きよすみ | アブラナ科 | 2014年2月10日播種 | 2014年4月9日から収穫 |
6 | 在庫少 | にんにく | 上海早生 | ユリ科 | 2012年10月30日播種 | 2013年4月27日から収穫 |
7 | ほうれんそう | オーライ | アカザ科 | 2014年1月20日播種 | 2014年3月20日から収穫 | |
8 | 在庫少 | 葉ねぎ | わかさまパワー | ユリ科 | 2013年11月10日播種 | 2014年4月1日から収穫 |
9 | 春菊 | さとゆたか | キク科 | 2013年10月10日播種 | 2014年1月4日から収穫 | |
10 | New | 水菜 | 早生水菜 | アブラナ科 | 2014年2月10日播種 | 2014年4月9日から収穫 |