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疲れが溜まってきた。昨日は、収穫と出荷が終わって夕方五時、不意に疲れがどっと来た。その後に予定していた種播きなどの仕事はあきらめ、布団を敷いて横になった。カラダ全体の筋肉疲労である。考えてみれば、この夏も働き詰めで休みがなかった。
思い返すと、五月くらいから、ファーマーズマーケットへの出荷はほとんど休みがない。五月の五日に長男がサッカーの試合中に怪我をしたのだが、ファーマーズマーケットへの出荷はすべて休んでいる。五月二〇日に退院して、六月二日に検査を受けに行った。その日もファーマーズマーケットへの出荷は休んだ。その休んだ両日ともに、夜の野菜の配達には出向いている。つまり、正月の一月三日から休みはないのである。
休みはなくとも、マイペースで仕事ができるのが自営業のよいところだ。しかし、八月の忙しさは半端ではなかった。そのまま九月になっても続いている。こういう時には、観念して睡眠時間を多めに取るほかはない。風邪を引いたり熱を出したり、といったようなことはないので、休めば回復する。ただ、仕事だけではなくて、長男とのサッカーの練習で筋肉疲労は加速する。
この頃は日が短くなって、夜六時半頃から照明をつけて長男の相手をするようになってきた。多少なりとも涼しくなったので、カラダは動く。動けてしまうと、疲労はあとから来る。キレキレの長男との一対一は、ほんとうに大変だ。特に、長男にディフェンスをさせて僕がオフェンスをやると、一気に息が切れる。それでも、長男に勝てるくらいにやらないと、長男の練習にはならない。そう思うと、結果的には僕が疲れてしまうのだ。
去年は、十月のお祭りで、どっと腰に疲れが来た。腰を回復するのに一ヶ月もかかってしまった。今年はそうならないように、腹筋をしたりして備えている。仕事を休むことはできないので、ゆっくりする時間を多くしていかないといけないね。昨日の疲れは、それを再認識させてくれた。カラダの信号は、しっかりと受け止めなくては。
今日、大型ショッピングモールに納品に行った時に、他の生産者さんから「オクラはもう峠を越したでしょ?」と聞かれた。「いやー、まだ最低気温が一八度あればかなり穫れますよ」と答えた。そう、オクラは疲れ知らずである。九月になって急に涼しくなり、最低気温が一八度を割る朝もあったのだが、オクラの収穫量はかえって増えたくらいである。気温一八度から二五度の間を行き来しているのが、オクラにはちょうどよいようだ。真夏の暑さ、つまり熱帯夜のような日々は、オクラにとっても少し辛いのかもしれない。
オクラにも休みがない。雨のない日が続けば井戸水を出してあげるけれど、多少雨がなくてもオクラの実の表面には水分を保有する力が見て取れる。植物は、それぞれに生きるすべを長い期間に渡って獲得してきたのだなぁ、と思う。そういう恐るべき生命力に感心するばかりである。僕達がオクラを毎日毎日収穫して、虫を手で取ってあげたなら、十月までは元気なのだ。僕たちは学び続けなければいけない。自然界からの教えは無数にあるのだ。人間様は偉い、などとは思わないことだ。疲れが出たら少し休む、単純な生き方がいいな。
2017年9月8日 寺田潤史
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1 | ピーマン | 京みどり | ナス科 | 2017年3月16日播種 | 2017年7月13日から収穫 | |
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2 | ししとう | 伏見甘長 | ナス科 | 2017年3月16日播種 | 2017年7月13日から収穫 | |
3 | なす | 千両2号 | ナス科 | 2017年3月16日播種 | 2017年7月13日から収穫 | |
4 | オクラ | スターライト | ナス科 | 2017年5月15日播種 | 2017年7月22日から収穫 | |
5 | モロヘイヤ | (自)モロヘイヤ | シナノキ科 | 2017年3月16日播種 | 2017年6月1日から収穫 | |
6 | 空芯菜 | エンサイ | ヒルガオ科 | 2017年3月16日播種 | 2017年6月1日から収穫 | |
7 | 胡瓜 | (ときわ地這 | ウリ科 | 2017年3月16日播種 | 2017年6月10日から収穫 | |
8 | 葉ねぎ | わかさまパワー | ユリ科 | 2016年9月10日播種 | 2016年12月23日から収穫 | |
9 | 玉葱 | 七宝早生7号 | ユリ科 | 2016年9月23日播種 | 2017年5月1日から収穫 | |
10 | ミント | (自)ミント | シソ科 | 2013年3月10日播種 | 2014年1月13日から収穫 |