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長男のサッカーで忙しいのは、サッカーが忙しいのではなくて、僕達の仕事のやりくりが忙しいのである。確かに、長男のタイトなスケジュールは、足を休ませる暇がない、という意味で不安の種になる。しかし、僕たち農家は、九月十月と言えば秋の農繁期なのだ。日はどんどん短くなるが、仕事は山積みなのである。
昨夜も夜中の12時まで、種を播いていた。玉葱の種播き週間の真っ最中でもあるし、葉物類の種も次から次へと播かなくてはいけない。若い頃なら無理もきくが、57歳ともなれば無理をすると大変なことになりかねない。しかし、仕事も進めなければ。ここ数年は、土日のファーマーズマーケットへの出荷も忙しいので、土日の長男のサッカーは連れ合い任せである。連れ合いだって、ぎりぎりまで収穫してから出掛ける。カラダが動くだけでもありがたいことだと思う。
先週、高校以来の友人のところへ野菜の配達に行った時、タブレットを持ち出してきた友人は、懐かしい曲を聞かせてくれた。風というグループの「君と歩いた青春」という曲である。「おお、懐かしいなぁ」と言いながら、曲と一緒に口ずさんでいる。「覚えているもんだねぇ」とつぶやいたが、その帰り道、車でちょいと歌ってみた。あれ?覚えているのは曲だけで、歌詞は忘れた部分が多いことに気づく。
次の日、iPhoneのミュージックアプリで検索してみると、なんだ「君と歩いた青春」あるじゃないか、iPhoneに入っていた。ダウンロードだけしておいて、聴いたことがなかっただけのようだ。聴いてみると、こういう歌詞だったか、と細部まで何度も歌って検証してしまう。友人の言うように、こういう曲は現代では流行しない。良いメロディだと思う。友人は「メロディメーカーとしてしょーやん(風の伊勢正三)は好きだった」と言っていた。
あら捜しして気づく。この曲を聴いた高校1年の頃(太田裕美も歌っていたね)、確かにこの曲は好きだった。最後の「君はなぜ男に生まれてこなかったのか?」という歌詞なんぞは、なんとなくその年代に響いてしまう言葉なのだろう。10代という年齢は、未来への希望やあこがれのようなものが、いろいろな錯覚を生んで人を形成する時期なのだろう。そして、その年代に聴いた曲は、自分の血のようなものになって、後々まで忘れられないものになっていく。ところが、今の時代に年寄りが新しい歌を聴くと、どうしてこれがいいのかわからない、などと言う。曲にしても歌詞にしてもどこかで自分の中の整合性のようなもので判断しているに違いない。友人がこの曲を聴かせてくれたおかげで、何となく若い頃と今の違いを垣間見たような気分だ。忙し過ぎる仕事の合間の車で、こうして僕は息抜きをしている。
2017年9月29日 寺田潤史
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1 | ピーマン | 京みどり | ナス科 | 2017年3月16日播種 | 2017年7月13日から収穫 | |
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2 | ししとう | 伏見甘長 | ナス科 | 2017年3月16日播種 | 2017年7月13日から収穫 | |
3 | なす | 千両2号 | ナス科 | 2017年3月16日播種 | 2017年7月13日から収穫 | |
4 | オクラ | スターライト | ナス科 | 2017年5月15日播種 | 2017年7月22日から収穫 | |
5 | モロヘイヤ | (自)モロヘイヤ | シナノキ科 | 2017年3月16日播種 | 2017年6月1日から収穫 | |
6 | 空芯菜 | エンサイ | ヒルガオ科 | 2017年3月16日播種 | 2017年6月1日から収穫 | |
7 | 胡瓜 | (ときわ地這 | ウリ科 | 2017年3月16日播種 | 2017年6月10日から収穫 | |
8 | 葉ねぎ | わかさまパワー | ユリ科 | 2016年9月10日播種 | 2016年12月23日から収穫 | |
9 | 玉葱 | 七宝早生7号 | ユリ科 | 2016年9月23日播種 | 2017年5月1日から収穫 | |
10 | ミント | (自)ミント | シソ科 | 2013年3月10日播種 | 2014年1月13日から収穫 |