いやはや、暑い秋である。ここまで暑い秋もあまり記憶にないくらいだ。２５度以上の最高気温が、何日続いたことだろう？明日から雨ということで、この暑い秋は、今日で終わりの予定だ。その雨前で、しかも何日も続く雨らしいということで、急遽、今日のファーマーズマーケットへの出荷は取りやめた。畑への種播き、植え付けを優先して、冬に備えたのだ。

　それにしても暑い。トラクターに乗っても暑い。種播きで転がす播種機を押すのも大変なくらいに暑い。週末からお祭りで、家の草刈りをするにも暑い。もちろんサッカーを長男とやっても暑い。お祭りの季節に臭う金木犀の香りが、プンプンと漂っても暑い。暑いから、カラダはもう疲労困憊である。お祭りでカラダを休める予定だが、去年はその予定で二日目には疲れから腰に来て、そのあと回復にひと月を要した。さて、今年はどうなるか？

　楽しみにしていた長男のトレセン大会が終わった。大会二日間、まるまる観戦したのは初めてのこと。通常の長男所属チームでの試合では、連れ合いが行って、僕は仕事である。今回は、特別に仕事を切り詰めて、無理をしての観戦だ。結局、宅急便はお休みさせてもらったが、仕事は休まなかった。サッカーの大会にまるまる二日間を、会場で過ごしたのが初めてだったわけだが、僕の頭は大会が終わっても疲労が残っている。

　初日のグループリーグでは２位。２位トーナメントでは最後に敗れて、結果全体の６位だった。子供たちもコーチも親の多くも、グループリーグ１位を狙っていた。が、グループリーグ４戦目にして、結果準優勝したチームに完敗したのだった。２０チーム中の６位なら、悪い結果とはいえないかもしれないが、不完全燃焼の印象は拭えない。それは、長男が無得点だったという我が家の想いとは、また別の何とも言えない体力差のようなものが存在したからかもしれない。

　サッカーの技術レベルでは、チーム全体としては負けていたが、チームの数名は負けていなかった、と思う。１位トーナメントに残ったチームは、小さいカラダの子もいたが全体としてカラダは大きかった。とんでもなく大きい子もいた。そして、当りも強かった。カラダの小さな長男は、何度も転んでいた。カラダの大きくない技術レベルの低くないチームとは、よく戦えていた。

　小学生のトレセンチームも、カラダの大きい子を率先して選ぶ傾向は強い。トレセンはトレーニングセンターの略であるから、これからカラダの大きくなる子供たちの可能性を考えての育成だと思うのだが、指導方法も含めてカラダの大きい子を利するやり方が多い。ハーフウェイラインよりも遠くからのシュートをバンバン打つ、ということがその象徴であろう。パスを繋ぐサッカーは殆ど見られない、と言っていい。パスを繋ぐのは、後方でのバックパスに多く見られた。

　長男は、僕と長男が適正だと感じている中盤の真ん中で起用されるものだとばかり思っていたので、左サイドと左サイドバックでの起用はびっくりだった。そうか、適正よりも戦術なんだな、どのポジションにも対応できないといけないのだな、との思いを強くした。また、カラダの大きな子は、当然ながらスピードも早いので、スピードに乗った上での技術を高める練習が必要だな、と参考になった。早速家の駐車場での練習に取り入れている。

2017年10月12日　寺田潤史

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