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次女の個展の話は続いている。個展の話を僕に伝えてから、しばらく音沙汰がなかった。コンクールに出す絵を描くことに、集中していたようだ。送ってほしい絵の数々の詳細が決まった、と連絡が入った。そこで初めて、運送屋に掛け合うことができる。連れ合いと二人で、次女の高校時代の油絵を見て回る。どうにか十二作品を見つけ出した。ほとんどが木枠に治まったものだが、中にはたくさんの絵と混じって束ねられたものがあった。
二十年以上も野菜を買ってくださっている北海道出身のTさんに、次女の個展の話をした。どうやって絵を送ったものかと思案していることを話したら、Tさんの定年退職された会社で付き合いのあったH社を勧められた。電話してみると、すぐに営業の方が来てくれて、相談に乗ってくれた。何と言っても、絵画の輸送は特殊なもので、それなりのスキルが必要とされるようだった。本当は、トラック1台で輸送するのがよいらしいが、それでは北海道まで30万円もかかるらしい。H社で関わりのある運送会社に見積もりを出してもらって、税込み11万円ほどで送ることができるようになった。定期便のようなものに便乗させてもらう、という方法だ。
見積もりの出る前に、夫婦で車を運転して新潟まで行き、新潟からフェリーに乗って小樽まで行く、という方法も考えた。しかし、向こうは雪も降る。それに、強行軍で往復しても丸3日かかる。その間、子供たちを実家に預けるのか?野菜の出荷はどうする?という問題がある。そして、何よりも、子供たちに反対された。小学5年生の長男は、強行に反対する。それなら、数万円を多く支払って、運送屋さんに頼んだほうがいいだろう。
しかし、まあ、次女はとんでもないことを思いつくものだ。ここまで絵の運搬にお金がかかるとは、予想していなかったに違いない。これはまあ、長女のヨーロッパへの短期留学のようなものであろう。何の見返りもなく、ただお金を費やして経験を買う、というような。音楽なら、自分の楽器さえあればなんとかなるものだと予想がつくが、絵画というものは、その絵の大きさや絵の数の分だけ輸送に費用がかかるものだと、初めて認識した次第である。当然だが、送ったものを送り返すにもお金がかかるだろう。今回は、大学卒業まで送り返さないでもらうことにしたが…。
正直なところ、絵の才能を見る目を、僕は持ち合わせていない、と思う。音楽やサッカーならまだしも、というのも言いすぎかもしれない。個展を開く、という次女の強い意志に押されただけである。画廊さんの、単なる思いつきなのか、どういうことかは画廊さん自体を知らないからなんともわからない。画廊さんを信用するのもすべて次女であり、大学の先生の後押しがあるのかどうか、そちらも次女の判断である。ただ、次女が大学に入ってみて、いろいろな迷いが出てきたのも事実だし、その中でこの個展の話が出てきて、ある種迷いを吹っ切るきっかけになりそうな気配もする。ここは、次女の船に乗ってみることにする。
あーあ、本当なら、連れ合いと二人で北海道旅行にでも出掛けたいところだ。まあ、その楽しみは、未来に取っておこう。いつのことになるのやら?
2017年11月23日 寺田潤史
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1 | ピーマン | 京みどり | ナス科 | 2017年3月16日播種 | 2017年7月13日から収穫 | |
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2 | ししとう | 伏見甘長 | ナス科 | 2017年3月16日播種 | 2017年7月13日から収穫 | |
3 | なす | 千両2号 | ナス科 | 2017年3月16日播種 | 2017年7月13日から収穫 | |
4 | オクラ | スターライト | ナス科 | 2017年5月15日播種 | 2017年7月22日から収穫 | |
5 | モロヘイヤ | (自)モロヘイヤ | シナノキ科 | 2017年3月16日播種 | 2017年6月1日から収穫 | |
6 | 空芯菜 | エンサイ | ヒルガオ科 | 2017年3月16日播種 | 2017年6月1日から収穫 | |
7 | 胡瓜 | (ときわ地這 | ウリ科 | 2017年3月16日播種 | 2017年6月10日から収穫 | |
8 | 葉ねぎ | わかさまパワー | ユリ科 | 2016年9月10日播種 | 2016年12月23日から収穫 | |
9 | 玉葱 | 七宝早生7号 | ユリ科 | 2016年9月23日播種 | 2017年5月1日から収穫 | |
10 | ミント | (自)ミント | シソ科 | 2013年3月10日播種 | 2014年1月13日から収穫 |