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とうとう12月になってしまった。駆け足で時間が過ぎていく。時間を浪費しているだけなのか。何をやるにも、若い頃と比べて時間がかかっているのかもしれない。確実に言えることは、疲れからの回復には、時間を多く必要とするようになったということ。スピーディーな所作が無理であることは、視力の低下も関係している。しかし、そのせいで確実な仕事をするようになった、という側面もある。確実な作業は、より時間を必要とすることが多いのだが…。
今年は、長女の年始に降ってわいたようなドイツ短期留学の話で始まった。日本から出たことがなく、飛行機にも乗ったことがない僕が、航空券、ホテル宿泊の手配や、ホルンのセミナーの手配などをしたのだった。ドイツで刺激を大いに受けてきた長女は、すぐにでもドイツ長期留学をしたいと言い出した。これにはびっくりしたが、在学している日本の大学側が許してくれるなら、長期留学を応援することを長女に伝えた。案の定、大学の師匠さんは、許可しなかった。給費特待生であることは、それなりの縛りがあるのも日本では当たり前のことで、長女の涙はゴールデンウィークの頃には乾いたようだった。
長女の夏は、ストックホルム短期留学の予定が入り、小澤さんの室内楽研修は断りの連絡を入れたようだ。今年は、ヨーロッパ各地でテロが頻発し、ストックホルムでもトラックテロがあって死者も出た。だから、テロを一番に心配したのだが、長女はご機嫌な短期留学を過ごしたようだった。そういえば、ドイツ留学で足を伸ばしたドルトムントでも、長女が帰国して3週間後にはバスのテロがあった。子供が外国に行くということは、そんなテロの現場と背中合わせになる可能性があるということである。
短期とはいえ、留学は確実に長女の世界を広げたようだった。ヨーロッパに移住する、という選択肢すら、夢物語ではないことを長女は認識している。あと1年あまりの大学生活のあと、東京に残るのか、ヨーロッパに行くのか、どちらかになると予想している。そういう意味で、留学できたことは、大きなことだったに違いない。
長女は、アルバイトもしている。大学の始まる前の時間、朝6時からカフェで働いている。ヨーロッパに行かない、という選択をしたとしたら、そのままカフェで仕事をしながら、ホルンのコンクールや交響楽団のセレクションを受けるという生活をするかもしれないな、とも想像している。音楽大学に通うことができて、東京の一人暮らしを満喫できている、そのありがたさをいつか噛みしめる時が来るだろうか?されど、長女の人生だもの、好きに生きろ、という思いである。
次女は、北海道の大学に進み、札幌で個展を開くことは、先週も書いた。長女とは違い、次女は、卒業後にこちらに戻ってくるつもりである。この年末も、できるだけ早く帰省したいらしい。これまた、次女も北海道に住んでみて初めてわかった感覚であろう。可愛い子には旅をさせよ、という言葉の影には、いろいろなものが含まれているなと思う。長女と次女のこの一年だけを取り出してみても、そのことがしみじみとわかるのである。
2017年12月1日 寺田潤史
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1 | ピーマン | 京みどり | ナス科 | 2017年3月16日播種 | 2017年7月13日から収穫 | |
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2 | ししとう | 伏見甘長 | ナス科 | 2017年3月16日播種 | 2017年7月13日から収穫 | |
3 | なす | 千両2号 | ナス科 | 2017年3月16日播種 | 2017年7月13日から収穫 | |
4 | オクラ | スターライト | ナス科 | 2017年5月15日播種 | 2017年7月22日から収穫 | |
5 | モロヘイヤ | (自)モロヘイヤ | シナノキ科 | 2017年3月16日播種 | 2017年6月1日から収穫 | |
6 | 空芯菜 | エンサイ | ヒルガオ科 | 2017年3月16日播種 | 2017年6月1日から収穫 | |
7 | 胡瓜 | (ときわ地這 | ウリ科 | 2017年3月16日播種 | 2017年6月10日から収穫 | |
8 | 葉ねぎ | わかさまパワー | ユリ科 | 2016年9月10日播種 | 2016年12月23日から収穫 | |
9 | 玉葱 | 七宝早生7号 | ユリ科 | 2016年9月23日播種 | 2017年5月1日から収穫 | |
10 | ミント | (自)ミント | シソ科 | 2013年3月10日播種 | 2014年1月13日から収穫 |