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「2017 今年の総括 その3」

 次女の札幌での個展は終了した。良い経験になったことは間違いないだろう。兎にも角にも、次女の高校時代の絵の大部分は、北海道にしばらく滞在することになる。やれやれ、と思っているところに、次女から電話が来た。「コンクールで特選もらったよー」と。「よかったなー」と大学でのことを思い浮かべながら返すと、「よかったよー」と次女。

 京都の福知山市と福知山市佐藤太清記念美術館というところの主催で、毎年高校生大学生向けのコンクールが開催されているらしく、今年は十七回目だそうだ。佐藤太清という著名な日本画家の功績を受け継いで福知山市が行っている、21世紀の芸術文化を担う人材の育成を目的としたコンクールのようである。その中の絵画の部、特選 横浜賞というものを次女は受賞した。その絵の写真をiPhoneで送ってもらった。第一印象、うまくなったな、と咄嗟に思った。

 技術は間違いなく伸びている。例によって、自画像である。次女の絵の殆どは自画像で、その自画像に現在の思いを込めるのが次女流だ。自分の髪の毛を丸めて人参を刺し、上に紙コップが乗っている。本当に次女のやりたいことは、あくまで次女流であるから笑ってしまうが、これが賞を受けるのだから侮ってはいけないものがあるのだろう。しかし、まだ顔の輪郭等の構成比率が微妙に甘い。次女のFacebookによれば、絵の題名は「冬を焦がれて三百里」とある。春に描いた絵のようで、「地元静岡からはるばる北まで三百里。しかし雪だるまを作りたくとも季節はまだ春。それまでは髪の毛で我慢しよう」と書かれている。そうか、春の絵なのか、それからまた技術は上がっているだろうな、とも思うし、いろいろ考えることも増えただろうな、と予想する。賞は、本人の励みになるだろうし、ましてや芸術分野の得体のしれなさには一つの指針だ。

 子供が成長している様を眺めるのはよい。が、きっと、親にとって子供はずっと子供なのかもしれない。何一つ成就していない子供たち一人一人であるけれど、ひとつひとつの成長あるいは結果を、ひとつひとつ満足していくことが親にとっても子にとってもすべてなのかなとも思う。心配は永遠に尽きないのだから。中学2年の四女が、高校に進学しないで大工になる方向性を決めたのも今年だ。その先はまだ何も決まっていないが、その方向性が今のところ揺らいでいないところが強く大きな経過である。どのような形になっていくのかは未知数であるけれど、子供が意志を示したことに関して敬意を持って寄り添っていこうと思う。

 片道一時間の自転車通勤を続けている三女。月に二回か三回は東京大阪に遊びに鈍行電車で出掛ける生活を、一年以上続けている。ケーキ作りの仕事は、会社でも少しは様になってきているようで、会社という形や世の中のケーキ流通の実態等を含めて、様々な経験をさせてもらっている、と言っていいだろう。相変わらずに、会社での出来事でも出掛けた先の出来事でも、なんでも親によく話す。こちらもまた、見守ることに専念した一年である。

 誰もが大人になっていく。大人への過程を楽しむには、あまりにこちら親側の余裕がなさすぎる。ただ、僕も子供たちと同じ年頃を過ごしてきたことは確かだから、どうしたらポジティブに進むことができるかは、失敗者としてよくわかるのである。

2017年12月14日 寺田潤史


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2 ししとう伏見甘長 ナス科 2017年3月16日播種 2017年7月13日から収穫
3 なす千両2号 ナス科 2017年3月16日播種 2017年7月13日から収穫
4 オクラスターライト ナス科 2017年5月15日播種 2017年7月22日から収穫
5 モロヘイヤ(自)モロヘイヤ シナノキ科 2017年3月16日播種 2017年6月1日から収穫
6 空芯菜エンサイ ヒルガオ科 2017年3月16日播種 2017年6月1日から収穫
7 胡瓜(ときわ地這 ウリ科 2017年3月16日播種 2017年6月10日から収穫
8 葉ねぎわかさまパワー ユリ科 2016年9月10日播種 2016年12月23日から収穫
9 玉葱七宝早生7号 ユリ科 2016年9月23日播種 2017年5月1日から収穫
10 ミント(自)ミント シソ科 2013年3月10日播種 2014年1月13日から収穫