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「2017年から2018年へ」

 年末26日、次女が北海道から帰ってきた。猛吹雪直前の飛行機でセントレアまで来て、高速バスの停留所まで配達のついでに迎えに行った。スーツケースを車に載せるまでのわずかな時間に、次女が最初に言った言葉は、「おとうさん、髪伸びたね」だった。人が気にしていることを、さっと言ってしまうのが次女である。いや、気にしているというほどのことでもないけれど、髪の毛を切りたくてもなかなか時間がとれないことに時々じれている、というのは僕の本音である。次女は、配達の途中でも、家に着くまでよくしゃべった。「おまえ、やっぱり北海道へ行ったのは、絵を描くことにとってよかったんじゃないか?」という僕の言葉にも、素直に「そうだね」と答えた。

 明日は早朝から餅つきという29日夜、なんとか時間を確保して自分で自分の髪を切る。やりたいことがようやくできて、三面鏡の前に敷いた新聞紙にたまった髪の毛を片付けて、掃除機を取りに子供たちのほうに行く。明日も早い三女がまだ起きてストーブに当たっている。「おまえ、湯たんぽほしい?」と咄嗟に聞くと、珍しく「ほしい」と言う。「それじゃいれてやるよ」と風呂に入る前に湯たんぽ支度をする。

 三女は冷え症の類である。しもやけ症でもあるので、昔から「湯たんぽはいらない」と主張してきた。足にしもやけができるのが嫌だったのだ。しかしこの頃のこの寒さでは、暖かさが欲しいに決まっているし、先日、何も言わずに湯たんぽを三女の布団に入れておいたこともあった。幸い、しもやけ症は軽くなりはじめている。そして、今回「ほしい」と素直に三女の言葉を聞くことができて、なんだかうれしいような気分だ。自分の主義主張を変える瞬間、というものはいいものである。少し大袈裟だが、自分自身を変える瞬間である。

 このように、子供たちに関わって日々を過ごし、あっけなく年は暮れ、足早に新年が始まった。明日、次女は北海道の途につく。まっすぐ北海道に帰るのではなくて、帰省しなかった長女のいる東京で二泊し、用を足してから帰るらしい。長女は、今月演奏会がこちらであるので、その時に帰省する予定だ。昨日から仕事を始めた三女は、今年春にはイケメンタレント詣でをやめて、製菓衛生師の資格をとるべく勉強するらしい。ケーキ一筋に戻るというわけだ。四女の大工志向、あるいは宮大工志向を、今年は段取りをつけなくてはいけない。長男は、J下部組織に入ることができるかどうか、という一大事に臨む年である。

 ファーマーズマーケットへの出荷を大晦日まで続け、元旦の出荷は時間的に無理なので、両実家でゆっくりと過ごした。二日の来客予定が急にキャンセルになり、二日から出荷を始めた。猛烈な風が吹き荒れ、厳しい寒さの中での収穫だったが、次女、三女、四女は正月を堪能しているので、僕も正月気分であった。ファーマーズマーケットのある大型ショッピングモールは大賑わいだ。世の中の野菜が不足しているようで、高騰しているし、確かに野菜は少ない。この寒さでは、なかなか野菜は成長しない。今年も厳しい気候になるだろう。連れ合いの実家から戻った長男と、三日からサッカーの夜練を再開した。皆が前を行く時だ。

2018年1月5日 寺田潤史


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