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小学生のサッカーチームの数は、この地域の五つの市で40前後である。県内には300チームくらいあるだろうか?ちなみに全国規模では9000チームくらいあるらしい。これらの小学生が中学生になると、中学の部活動のサッカーチームいわゆる中体連のチームと、クラブチームに分かれて所属することになる。長男も、この秋には所属するチームを決めなければいけない。
県内の中体連のサッカーチームは公立私立合わせて150チームほどはあると思われるが、日本サッカー協会の高円宮杯U15サッカーリーグに所属する公立中学のサッカー部は、たったの1校である。U15サッカーリーグは、県内にトップリーグ、1部リーグから4部リーグまで77チームが所属している。その中で私立中学のチームは7つだけで(セカンドチーム含む)、前述の公立中学1校を除けば、あとはすべてクラブチームということになる。その他に、最上位の東海リーグに県内から5チームが所属している。
昔は部活動しか選択がなかったが、今は県内に60を越すクラブチームが選択肢として存在する時代になったのである。長男がサッカーをしていなかったら、このようなサッカー事情など知る由もなく、サッカーをしている子供たちの気持ちを想像することもなかっただろう。いろいろな競技で世界を目指す子供たちが増えている今、世界で一番スポーツ人口の多いと思われるサッカーもまた地域に根ざしたチームが増えているというわけだ。
育成年代というのは、個の能力を伸ばす年代だ。強いチームで切磋琢磨することは、個の能力もあがっていくことにはなる。しかし、強いチームに子供が集中すれば、必然的に試合に出ることのできない子も増えていくことになり、試合に出られなければ試合でしか得られない能力は開花しないことになる。長男の環境でよかったことの一つに、上の学年の試合に出ることが多い環境であったという点があげられる。強いチームに行くだけが育成ではないという考えを、長男を見ていて教えられたように思う。
今日も夕方、長男のサッカーの練習に付き合った。まだまだ下手である。トラップつまりボールを止めることは、だいぶ上達してきた。風間八宏さんの言うように、ピタッとボールを止めることができるように、という指示と、動きながらも次に良い形で蹴り出せる位置にボールを置くことなどを指示している。キックの精度はまだまだだ。足の芯で捉えることと、思った方向にボールを飛ばすことに重点を置いている。そして、3種類の1対1のメニューをこなして、ドリブルで相手の裏をとることにも時間を割いている。僕が相手をするので、僕の疲れも半端ではないけれど…。
これだけサッカーをする子供が多い中で、長男が目指すのは東海リーグに所属するチームである。簡単なことであるわけがない。ある程度の実力のある子なら誰もが目指すのであるから、自信だけで行けるような場所ではない。カラダの大きい子をチームに入れたい、という最近の傾向の中で、カラダの小さな長男がどれだけサッカー脳を表現できるか、が鍵になるだろう。長男の特性を伸ばしてくれるようなコーチに出会えるといいな。
2018年2月23日 寺田潤史
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