昨日の朝までの夜中に降った雨量は、５０ミリを超えた。そして、雨の後は突風、暴風がもたらされた。夕方、一時的に穏やかになったかと思われたが、今日はまた強い風の一日だった。突然の春に喜んでいるのも束の間、厳しい環境はまた続いている。

　長男は、腰を痛めた。痛めたというよりも、疲れが腰と背中にきたのだった。先週の土曜日に六年生以下の１１人制の大会に出て、その後から腰がいたいと言い出したのだ。次の日の練習には出たけれど、やはり腰がいたいという。夜、連れ合いが長男の背中をマッサージすると、カチンカチンに硬かったそうだ。翌日、学校が終わったところで接骨院に連れて行った。やはり背中がガチンガチンだそうだ。

　即座に、サッカーの練習を中止した。昨日の夜までの４日間、ストレッチだけに専念させた。昨夜、連れ合いが背中をマッサージしてみると、かなり柔らかくなっていたようだ。今日はほぼ痛みもなくなって、学校の体育の授業ではサッカーをやったそうだ。学校から帰って、リフティングだけ許可した。いきなり、４４４回できた、と言ってきた。よし、それくらいにして宿題やってきな、と伝えた。日が暮れる間際、１０分ほどだが僕とトラップの練習を１週間ぶりにやった。カラダが軽やかな気配が見て取れた。

　長男のカラダのケア、怪我には注視している。少しでも痛みがあれば、すぐに言ってくるし、痛みを隠すようならサッカーはやらせない。去年の２月には、自分でコンクリート地面を蹴ってひと月練習を休んだし、ゴールデンウィークには試合中の事故で膵臓を損傷し、２週間の入院を経験した。サッカーができない辛さを一番知っているのは長男である。常にストレッチを十分にやるように言い続けているが、やはり痛みがないと少しずつ緩慢なストレッチになることは否めない。

　今週は、長男の駐車場での練習風景がなくて、出荷から車で戻ってきて駐車場に着くと、なんだか駐車場が寂しそうに見える。怪我をするのは長男であるし、練習をストップさせるのは僕なのだが、長男の練習している風景が見えないと、早く練習を再開させたい気持ちになってしまう。見守る側の複雑な気持ちを、僕も教えられているところである。そして、先程のたった１０分のトラップ練習だけで、かなり僕の気持ちは満足していることに気付くのだ。

　サッカーの試合を録画するビデオカメラの新しいのが来て１ヶ月。先週の土曜日の試合では、連れ合いがその新しいビデオカメラで撮ってきた。いろいろ考えて、色々と調べ尽くして、試し撮りしてみて、当分はハイビジョン画質で撮ることにした。ハイビジョン画質と言っても、今までのカメラよりは断然画質は良い。詳しいことはあまりに専門的なので書かないが、４Ｋで撮った映像はブルーレイレコーダーでひとコマずつ再生できない、保存方法が微妙など、まだまだこなれていない仕様が多々あることがわかった。日常的にビデオをみて練習方法を考えたりしているので、これも僕にとってはサッカーの一部なのである。これから農繁期になってとんでもなく忙しくなる前に、準備しておくことはいろいろありそうだ。

2018年3月2日　寺田潤史

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