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地元の少年団主催のサッカー大会が行われた。少年団は、スポンサーを募って冊子を作り、運営するわけだから大変だ。長年やってこられた監督のおかげで、もう二〇回を数えるまでになったそうである。担当の6年生の親は大変であるし、それ以外の学年の親も手伝う。連れ合いは、ビデオ係を担当した。
六年生チームに長男達五年生が四人加わり、グループリーグを初日の土曜日に行い、三連勝したので二日目の日曜日は一位トーナメントに出ることになった。相手は県大会の常連チームである。負けることはわかっていたが、どのように食らいついていくかが焦点であった。相手のエースは、某J下部組織入団内定しているらしい。
長男は、中盤の真ん中のポジションで、11人制で言えば、トップ下3割、ボランチ7割というところだろう。連れ合いには、ビデオカメラの4Kの最上の画質で撮るように設定して渡しておいた。今回は、いつものハーフウェイライン近くの横からの撮影ではなくて、ゴールライン斜め後ろの縦からの撮影だった。会場の性質で、常に同じポジションから撮影できるとは限らない。今回は、一段高くなった場所から撮影できたので、長男のディフェンスする姿はよく見えた。
長男だけでなく、いつもよりも六年生も良い出来だった。六年生の打ったシュートが、ゴールのバーやポストに当たる場面も2回あった。結果は、前半に取られた2点が効いて、0対2で負けた。しかし、僕がビデオで見た中では、六年生の試合では一番良い出来だったと思う。間もなく卒団する六年生は、最後に良い試合ができて少し自信がついたのではなかろうか?中学に行ってサッカー部に入る子も多いと思うので、よいひと押しになったような気がする。
長男はよかった。ボランチというポジションが適正であると僕も本人も思っているが、まさにそれを証明するかのような出来だった。シュートは1本打っただけだから、守備に追われたというのが正解だ。しかし、相手のエースにはほとんど仕事をさせなかったくらいだ。あの試合を見ていた両チームの親御さんたちも、それを感じてくれたと思う。
たとえば、相手エースがフェイントで長男をかわそうとする。長男は動きが全て読めたようで、フェイントに動じず付いていく。相手が股抜きを狙うと、すかさず長男は足を閉じてブロックする。相手からボールを奪って、相手が慌てて取りに来たところをフェイントで交わして、またフェイントで抜き去る。そういった場面が随所に見られたのだ。もちろん修正すべき点もあったし、それはビデオを見ながら伝えたが、守備という点では長男にも大きな自信となったと思う。対峙したのが相手のエースであったし、100%の力で相手が来ていたかどうかは怪しいけれど、相手を本気にさせるプレイはできたのではないか?点を入れることが出来なかったのだから、負けは負けなのだが…。
4K撮影は予想以上にきれいだった。4Kテレビがないのでフルハイビジョンでしか見られないが、それでも鮮明である。これからは4K撮影に決まりだ。4Kテレビはもうしばらくは我慢しよう。ブラウン管でサッカーを見ていたことを思えば…。
2018年3月16日 寺田潤史
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