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「落ち着きのない春」

 なんとも激しい春の日々。いつの間にか桜が満開になっている。なんだか急に咲いた感じだが、昼過ぎの出荷時、花見をしている人々がいることに唐突さを感じてしまった。暴風雨や、都会では雪と桜、激しい温度差、どこか落ち着きのない春である。

 長女は、ベルリンにいる。調べてみると、ベルリンの繁華街に宿泊していて、あの辺りは犯罪率がドイツでも最も高い場所の一つのようである。メッセージでそのことを長女に送る。長女は「え?そうなの?」と返し、ベルリンの大聖堂を回ってる、とのんきなことを言ってくる。今日は、ドイツ人の教授にレッスンを受けるらしい。

 事前のメールで何人かの教授にレッスンを頼んだらしいが、休暇の教授が多いらしく、OKは一人だけだったそうだ。あとは現地でなんとかコンタクトを取りたいとのことだが、どうなるか。今回は宿を自分で予約したようだし、合間に何泊か、勉強中の日本人のホルン奏者のところに泊めてもらうそうだ。出発前はかなり不安だったようだが、大聖堂を回っているくらいだし、長女のペースをどこかで見つけるだろう、と楽観している。

 昨日は次女が帰省した。北海道から直通で帰ってくるのではなくて、東京に何泊か高校時代の友達のところで厄介になり、東京から大阪までこちらを通り越して鈍行電車で行き、舞台を見てからまた鈍行電車で帰省してきたのだった。次女は今度大学2年生になる。長女とは緊張感がまるで違うのは仕方がないところか。次女は1週間で北海道に戻るようである。小学校も中学も春休みが始まった。昼間っから家にどやどやと子供たちがいる。これまたなんともせわしない。金曜日が会社の休みの三女は、朝から、今日が14才の誕生日の四女のためにケーキを焼いている。

 一昨日の彼岸中日、お昼すぎにこの近くでおふくろと一緒に住んでいる僕の兄貴から電話があった。おはぎを取りに来るように、とおふくろが言っているが、どうもそのおはぎの状態が例年と違ってよくないらしい。あんこが袋にベタベタついているし、買ったはずのきな粉がない、とも言っているというのだ。早速、飛んでいった。

 おふくろは元気なのだが、いつもと様子が違う。書類を床にばらまいているのに気づかない様子もある。朝になったら、横に平らなものが斜めに見えるようになったという。これは痴呆のはじまりか?と思ったが、記憶などはしっかりしているし、階段も上り下りできたようだ。祭日で近所のかかりつけ医は留守だ。市の急患センターに電話で診てもらえるか?と聞くと、そういう性質の方は診ないので明日まで様子を見て、という。仕方がないので、翌日つまり昨日の朝、かかりつけ医に診てもらい、紹介状を書いてもらって市民病院に連れて行った。

 検査の結果、高次脳機能障害と診断された。痴呆ではなかった。いわゆる脳梗塞だ。血栓ができたところはもう治らないが、周りの血管に頑張ってもらえたならある程度回復できる可能性がある、という。カラダは動かすことができるが、認識力などに欠落がある、という感じだ。しばらく点滴とリハビリをするということでそのまま入院。おふくろ自身が言う。「一昨日まで普通に生活していたのに…」。落ち着きのない春は加速した。

2018年3月23日 寺田潤史


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