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毎日のようにいろいろな事件が起きて、テレビでは三面記事専門のようなバラエティ番組が目白押しで終日騒いでいる。三面記事なんて言葉は今でも使われているのかな?うちではもう新聞というものをとっていない。しかし、個人宅配の野菜を包むのはお客さんにいただいた新聞紙であるから、野菜を包んでいて興味深い記事があるとつい読んでしまうのだが…。子供達もだから、新聞を読む習慣がない。僕たちはパソコンでニュースを見ることができるし、子供達はiPhoneから得た情報をもとにテレビで確認するくらいの感じだ。
凄惨な事件やきな臭い政治のニュースばかりかと思えば、突然大阪に大きな地震が起きる。むごい子供の死はとりわけ辛い。連日そのようなニュースに飼いならされたような、その中でサッカー日本代表がワールドカップ初戦に勝利した。久しぶりに大喜びをした。長男と抱き合って雄叫びを上げる。すると翌日から、ワイドショーでサッカーの話題を一斉に取り上げて盛り上がっている。あれれ?なんかやっぱりテレビって、なんだかなぁ、という気分になる。
僕や長男は真剣である。あれほど応援で疲れたのは久しぶりなのかはじめてなのかもわからないくらい、それほどに興奮した。スターティングメンバーが発表されて、昌子と香川、乾、酒井宏がいることにほっとした。西野監督はわかっているじゃないの、と内心ほほえんで試合が始まると、あっという間にハンド、PK、相手ディフェンダー退場、という予期せぬ事態に。正確に言えば、大迫のシュートが弾かれて、香川がシュートを打った場面で、もう長男と二人で「ハンド!ハンド!」と叫んでいた。でもまさかハンドはとってくれないよな、と思った瞬間に主審がPKを宣告した。そしてまさかのレッドカード。
確かに、あの開始早々のラッキーはあったけれど、前半が終わってみれば1対1の同点。相手はコロンビアである。後半のアグレッシブな守備とパス回しは、コロンビアをコロンビアとして機能させないインテンシティがあったと思う。しかし、次戦はセネガルである。セネガルをセネガルとして機能させない、そんな次なる日本代表を見ることができたらこの上ないことである。
ワールドカップが始まって、あまりに壮絶な戦いや番狂わせが多くて、日本代表までもがその一員となっていることも信じられないが、メキシコやアイスランド、モロッコ、セネガルなど、本当に選手がまさに死にものぐるいの死闘を演じている。まだとても全ての試合を見ることはできていない。勝利をしていない国の多くが、パスとシュートの精度がよくない。これは試合を重ねるに連れて改善されるのかどうなのか?その中で、長男の好きなクリスティアーノ・ロナウドのようにここぞという時に決めてくる選手は、強靭な心持ちを常態としているのだろう。同じく長男の好きなフランスのカンテやクロアチアのモドリッチの活躍は、今後も注目に値する。
朝昼は、当然ながら仕事の中にいるのだけれど、長男が夕方学校から帰ると、もうiPhoneで今日の試合時間を調べて伝えてくる。参加各国の選手も調べているから、誰が出そうなのかも言ってくるのだ。この頃の選手のことは、僕よりも長男のほうがよく知っているくらいである。あーあ、ここまでサッカー馬鹿に育てた、僕の責任は重い。
2018年6月21日 寺田潤史
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