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「夏の子どもたち その2」

 8月お盆前に北海道から帰省した次女。毎日のように出かけて、典型的な大学生の夏を送っている。車の免許を取っていないので、駅までの送り迎えも頻繁である。自転車やバスを利用することもあるのだが、雨が降ったり時間がなかったりすると親の車を当てにする。出荷のついでに駅まで送るのは簡単なことだが、夜いつまでたっても帰ってこないときには閉口する。毎日のように子供を送り迎えする家庭が少なくないらしいが、僕にはとても信じられない。次女だって、高校時代は雨の日も風の日も自転車で片道1時間かけて通学したのである。あの次女はどこへ行った?

 北海道は涼しいらしい。次女がこちらに帰省した日、開口一番「暑いねー、からだに空気がまとわりつく」と言った。湿度が気温に拍車をかける。今年はとりわけ暑いのだからね、と思ったが、数日でこの気候に慣れたようだ。北海道では、夏も札幌でグループ展をやっていたようだ。個展でもグループ展でも、やるときには受付をしなければいけない。札幌まで電車で40分かかるらしいから、電車代も時間もばかにならない。そういった展覧会を紹介するのは、facebookやインスタグラムだそうだ。そのインスタグラムを見て、韓国から次女の絵を買いたいというメッセージもあったようだ。大学の教授などと協議中とのことであるが、まあ何とも絵画の世界も現代であることよ。帰省してからも、高校時代の同級生や先生方とグループ展をやっていた。受付をやるからと、毎日いそいそと出かけていた。

 次女は、よく食べる。大学生になって、自炊するようになり、毎日自分の弁当も作って学校に持っていくそうである。節約しているせいか、少しだけほっそりとして家に戻った。帰省するとよく食べる。うちでは、B品の野菜がたっぷりあるから、たとえばきゅうりの浅漬けでもボール一杯作る。それが、次女の登場で、一気になくなってしまうのである。まあ、良い食べっぷりは気持ちがいいが、長男などは「食べ過ぎだ」と次女に喧嘩をふっかけている。アサリの酒蒸しをやっても、そうめんを茹でても、餃子を作っても、バクバクと食べるのだ。

 高校受験を控えている四女は、夏休みに図書館に通うようになった。図書館は混んでいるもの、と思っていたのだが、この頃の子は塾で夏期講習があるらしく、意外に図書館は混んでいないとのこと。夏期講習が終わる時期になって混みだしたようだが…。次女が帰省したので、四女は次女に英語を教わっていた。そうだよな、次女は大学を卒業したら高校の先生になるつもりだったよな。教えることにも慣れておかないと。しかし、次女は四女に英語を教えてみて、教えるのが好きな方ではないことに気づいたようだった。やりたいことは油絵を続けることで、油絵では食えないから学校の先生になる、というのが本当のところだと思う。

 三女は、会社を退職した。退職のお別れ会をやってくれるというので、昨日からその御礼にクッキーを仕込んでいる。今日は平日というのに、家に四人の子どもたちがうようよしていた。台風20号がもうすぐ四国に上陸しそうな夕方、また雨風は強くなってきた。風はできるだけ強く吹かないでほしい、と願うばかりである。

2018年8月23日 寺田潤史


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