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「夏の子どもたち その3」

 前回、台風20号が淡路島の風車を倒したのは、まだ1週間ほど前のこと。次の台風21号がまた発生している。どうやら例年のような台風のコースをたどりそうな予報で、こちらを直撃すれば夏野菜は万事休すとなるかもしれない、と案じている。まあ、なるようにしかならないのだから、しそ畑に蜂の巣を作った蜂を信じるしかないのかもしれない。蜂が、その年の台風の来るのを察して蜂の巣を樹の下に作るか(家の軒下とか)、台風がこちらには来ないから頑丈でない草むらに蜂の巣を作るか、という予想のことである。

 ドイツに滞在中の長女。語学学校に通っている。それには訳がある。9月のホルンのセミナーで、教えてもらいたいホルンの教授に照準を合わせた。そして、もうひとり最も教えてもらいたい教授のセミナーを調べると、8月初旬の時期にある。旅費を考えると、2往復するのはもったいない。そこで、その間を利用して語学学校に通い、語学学校と宿泊をセットにしたプランを選択すれば、かなり安い滞在費となる算段をしたのである。

 今年大学4年生の長女は、卒業後にドイツ留学する気でいる。大学院に入るためには、語学力が必要だ。日本ですでにドイツ人にドイツ語を教えてもらっていたのだが、それだけでは足りない、と判断したのだろう。奨学金をもらい受ける準備など、ありとあらゆる手段を尽くしているかのようだ。留学するためには、ホルンの実力がそこそこないといけないことは確かであるし、誰にでもできることではないのかもしれない。しかし、長女がここまで執念を持ってドイツ留学しようとしている、そのエネルギーは半端でない。

 本音を言えば、そのエネルギーをもう少し早い段階から発揮していたなら、というところだ。でも、実際には日本で数年間を費やして、去年の年初のドイツ短期留学を大学の師匠が推薦したところから端を発している。ドイツやストックホルムなどに短期留学してみて、ドイツでの音楽環境が長女自身にあっていることを確認できたことが、エネルギーの源にある。そしてまた、帰国後の紆余曲折を、更に強いエネルギーに置き換えたのだろう。だからこそ、今回のドイツ滞在は、自分でプランを考えて費用を抑え、僕がしたことは航空券の手配ぐらいであった。事前に相談は受けていたが、プランと決断は長女が一人でしてきたことである。

 日本の大学の長女の師匠も、長女のわがままを聞いてくれて、サポートをしてくれている。ありがたい話である。今回のドイツ滞在のために、コンクール出場のための練習を取りやめてドイツ留学に的を絞ってくれているようだ。問題は、ドイツ語の習得と演奏の確かさであろう。来年6月頃の大学院試験まで、長女のエネルギーが萎えることはないだろうが、全力を尽くしてダメだったとしても、それはそれで仕方がないことだというのが親の考えだ。

 結局この夏も、出荷と子どもたちのことであっという間に終わってしまった。週末には、長男のトレセン大会もある。そのあとにはジュニアユースのセレクションも待っている。子どもたちも天候も、僕たちにとっては心配なことの連続である。子供をサポートするのがどんなに大変であったとしても、この暑い夏を越すことができたのだからね。

2018年8月30日 寺田潤史


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