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台風21号の被害もまだ収まらぬ中、北海道で地震が起きた。今年は受難の年なのか、あるいはまだ序章に過ぎないのか?と不安になるくらいの天変地異が続いている。そして、それらのことは、まったく他人事ではないし、子どもたちのあれこれと入り組んで、僕は疲れ切っているようにも思う。自分のことを思うなんておかしな話だが、なんだか客観的になれる余裕が無いのが本当のところかな?
9月の1日2日に長男のトレセン大会があった。県内20のトレセンチームが、4グループに分かれてリーグ戦を行う。目標はグループ1位での予選突破。1位になれば、1位同士のリーグ戦でハイレベルな戦いを3試合行うことができるのだ。1試合目を6対0で勝利し、2試合目には結果的に2位グループトーナメントで1位になったチームに2対1で勝利した。全試合中盤の真ん中で出場した長男は、3試合目ではほとんどノーミスに近いような出来だった。普段のアカデミーでの試合などでは、ぐちゃぐちゃした感じの人の密集が面白くないのだが、こういう大会ではスペースがあるので長男のパスは生きてくる。結果的に3勝1引き分けで1位突破した。
1位リーグは、簡単にはいかない。ミスはすぐに得点につながる。長男も1試合目に守備で相手の足を引っ掛けて倒し、フリーキックを決められてしまった。MVPに選ばれた県内屈指のストライカーと中盤で対峙した2試合目、ストライカーは長男が近づくとすぐにパスを出してしまう。かわし方を知っているのだ。なんとか3試合目に勝利して、全体の3位でフィニッシュ。朝一番の収穫と試合、そして出荷とキリキリ舞いの二日間だった。
トレセン大会が終わると、台風21号がやってきた。四国関西方面上陸で大きな被害を出したが、距離の離れたこちらでも強風が吹き荒れた。モロヘイヤは数日収穫が見込めないし、空芯菜やシソ、オクラ、ナスも収穫量を落とした。台風はやはり台風である。今年2度目の被害だ。
8月末に三女は目黒区のケーキ屋さんで研修をし、そのケーキ屋さんに就職が決まった。そこからが大変である。少ない給料でワンルームマンションを借りて住み、自転車で通勤するのがそのケーキ屋さんで働く女性たちのスタイルのようで、自転車で数分の場所に部屋を借りなければいけない。予算が少ないので、敷金礼金なしの物件を探す。僕は出荷が忙しくて行けないので、三女は最後の「青春一八切符」を使って、台風の翌日、鈍行日帰りで不動産屋を回る。出荷の合間に、メッセージや電話であれこれ指示を出して、ようやく部屋が決まったのが昨日。
そして、今朝は北海道の地震である。札幌と千歳空港の間に住む次女にメッセージすると、停電しているという。しかも、アパートは停電の影響で断水してしまっているという。唯一の連絡手段であるiPhone。それも充電ができないので、やたらと使えない。ニュースで見た情報を伝え、部屋のブレーカーを落とすように指示。友達と避難所に行って、パンなどをもらってきてはいるようだ。これら一連の出来事が数日の中で起こっている。そして、今夜から数日雨だという。秋冬野菜の準備をしなければいけないのだが…。週末は長男のJ下部1次セレクション。今までの積み重ねを表現するだけだが、この年代最大の目標である。
2018年9月6日 寺田潤史
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