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朝の気温が20度を割る、これはとても涼しく感じる、あるいは寒いくらいに感じる、この時期としては稀有なことであろう。まさか、このまま冬にまっしぐら、なんてことはあるまい。まだまだ暑くなる、10月の暑さは珍しくないここ数年であるから、そう考えるのが自然である。どんなに気候変動が進んでも、四季という形の中での変動である、と考えているが、これは正しいのか古い考えになってしまうのか?
季節通りに、という考えから、極早生の玉葱の種を播いた。玉葱は日長と密接に関係のある植物であるので、季節通りでよいはずだ。畑の準備も、雨が上がったところでトラクターで耕し始めた。苗床の周囲の草も刈った。蒸し暑さがないとはいえ、鎌を使って手作業で一気に草を片付けると、熱中症になりそうなくらいであった。蚊が多かったからネットを頭からかぶっていたせいもあるし、切れない鎌を使ったせいもある。熱中症になりそうになって、あの夏の暑さを思い出した。
長女からメッセージがあった。ホルンのセミナーのようなものに参加していて、もうすぐ日本に帰国する。ひと月半の滞在だが、「今回孤独を感じることもなく、一人の時間も自由に持ちつつ、今までよりは言葉も理解できてレッスンを受けることができ、コミュニケーションもとれて、… なかなか充実していた」とのことである。充実したドイツ生活を、果たして来年ドイツの大学院に入る、という形で繋ぐことができるかどうか、正念場である。
三女は、8月20日でケーキ工場を退職したが、今度東京に住む部屋の賃貸契約の関係で引っ越しが10月になってからになり、それまでの間をもとのケーキ工場でアルバイトすることになった。また片道1時間の自転車通勤と、連れ合いの早朝弁当作りの日々が戻ってきた。転職しても、元の職場との関係が良好であることは、悪くないことである。
今、一番気を揉んでいるのは、長男のサッカー、J下部ジュニアユースのセレクションだ。第1次セレクションは終了した。4つのミニコートで4試合を行い、4人のコーチがそれぞれに選手を評価するスタイルだった。トレセンのセレクションとは、明らかに雰囲気が違う。2次3次と進むに連れて、緊張感は増すのだろう。その日だけでも100人以上の子どもたちが受けていたから、200人以上が受けることになるのだろう。それを選ぶ方も大変なことである。どの段階でプレイしたところで、長男のサッカーは長男のものである。そうわかっていても、セレクションに落ちたら、どこへ行くんだ?という不安材料は常時ついて回る。
不安な気持ちは、具体を見ることで、冷静な判断材料を手にしてなんとなく収めてみる。例えば、2年前に県トレセンに選ばれていた現在中学2年生の子が、今はクラブチームに所属して、その後も県トレセンに選ばれていることを知る、というような。セレクションの合否に関わらず、子供がサッカーを本気でやることに変わりはない。それはこの先もずっと同じであり、多くの子供達がそこを突き進む。どの親も、自分の子供を見守るしかない。今現在の子供の状態は、過去の子供の頑張りと親の導きの結果である、と最後には同じところに着地する。
2018年9月13日 寺田潤史
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