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台風に始まった十月も、もう下旬。疾風怒濤のような日々だった。台風に象徴されるその気候は、単なる台風ではなくて、今までに経験したことのないような台風であったし、気候も激しく変動した。16年連続の最後の小学校運動会をよい天候で終えられて、ホッとしたところだ。
9月末日にやってきた今年3度目の台風は、当然のように被害を残していった。台風で打ちのめされても、ダウンして立ち上がるボクサーのように、僕たちは立ち上がる。いや、立ち上がれないほどの気持ちだったとしても、野菜たちが息を吹き返し僕たちに勇気をくれたのだ。この時期に思い出すのは、去年の今頃の台風。2週連続で来て、11月の野菜の出荷は惨憺たるものだった。去年に比べれば、まだいい。3週間近く早い被害は、まだ気温が高めだったことから、野菜の復活のチャンスを与えてくれたのだ。
そう思っているうちに、今度は例年よりも早い朝晩の冷え込みが来た。復活し始めたオクラは、あまりの急な低温のため、生理障害としてイボ果を発生させた。ここ2,3日また暖かいことや、朝の冷え込みになれたせいか、イボ果の発生は少し収まってきている。夏野菜としてのピーマンや空芯菜は、さすがに成長が遅い。そのかわりに秋冬野菜としての小松菜は、台風後にあわてて植え付けて、もう収穫が始まった。ありがたいことである。
台風の塩害は、トラクターにも影響を及ぼした。屋内に格納できないので、潮風がトラクターの電装品に影響を及ぼしたというわけである。当初原因がわからないで、エンジンコントローラーのランプが点灯せずに、エンジンがかからない。エアーコンプレッサーで電装品のホコリを吹き飛ばし、エレクトロニッククリーナーを買ってきて、トラクターのあちこちの電装品を洗浄した。粘りに粘って、コントローラーのランプが付き、とうとうエンジンはかかった。それで畑を耕すことができるようになったのだが、数日したらまたエンジンがかからない。今度は、予熱ランプが点灯しなくなった。ネットで検索して、グローコントローラーに原因がありそうだとわかり、ホコリを取って洗浄したら修復できた。ふー、何事も諦めてはいけないのである。
台風が来た時の、三女の東京への引っ越しも、執念で予定通り済ませることができた。その三女が、今度は手が荒れて困っているという。今までの会社では、ビニール手袋をはめて作業することが義務だったが、今度の会社では、すべて素手で作業するという。それで、手が荒れてしまってパンパンに腫れた手の画像を送ってきた。次の日、皮膚科に行ったら、あっけなく薬で良くなってきたらしい。距離が離れていると、心配症になってしまいそうである。
長男のサッカー、ジュニアユース第二次セレクションは合格した。フィールドプレイヤー残り三六人に絞られ、最終セレクションで半分が落とされることになる。どうしてもカラダの大きな子が優先となる傾向は否めない。カラダの小さな長男が合格するには、圧倒的なパフォーマンスが要求されるかもしれない。足元の技術や視野という面では一歩リードしていると思うので、シュートを決める、アシストする、決定的な場面を阻止する、など複数の長所を披露しなければいけないだろう。難しい最終セレクションになりそうだ。
2018年10月25日 寺田潤史
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