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とうとう11月に入った。長男のサッカー、小学生年代の佳境中の佳境に入った。親としては密かに六年生の11月を一つの目標として、長男をサポートしてきた。その11月に入ってしまったのだ。後先を考えずに、地元J下部ジュニアユース合格を小学生年代の目標としてきたのである。
いや、正直言って、仕事は忙しい。台風被害からの挽回を期しているのだから。しかし、長男のサッカーも大事である。長男にとってはこの先の進路が決まる一大事だが、案外あっけらかんとしている長男を見ていると、親のほうが気を揉んでいるのが我ながらよく分かる。ちょっと振り返ってみよう。
2013年の5月の週刊てーてに書いたものには、こう書いてある。「長男をサッカー選手にするつもりはない。なりたくてなれるような簡単な世界ではないから、相当に強い意志の持ち主でないと無理だろう」と。この時、長男は小学1年生になったばかり。それが2015年の2月、つまりまだ小学2年生の冬には「…うちは子供が好きだからやらせているだけで、サッカー選手になりたいというから練習メニューを作ってやらせるんだよ。練習しない時には、サッカー選手にはなれないからおまえの好きなうどん屋さんになれ、と言ってやるんだ」と同級生のサッカーコーチに話している。
昔書いたものを読み返すのは面白い。ただただサッカーが好きでどうしようもない小学1年生が、毎日サッカーをするために親の仕事場である畑に呼びに来る、とある。僕はその時すでに、「カラダがついていかない」と何度も書いていた。サッカー選手になりたいと言い出してからも、ずっと練習に付き合ってきたのだから、僕自身の体力もサッカー技術もついてきたことになるかな?1年生と6年生の違いは相当なものがあるはずだが、カラダの大変さはそう変わらない。
今地元でできることは、レベルの高い環境で過ごすことであろう。それがジュニアユースである。実際に長男もトップチームの大ファンだ。だからその下部組織に入りたい、というのは自然な流れだ。だが、入ることができるかどうかは別だ。サッカー人口は多いし、この県はサッカーレベルも日本の中では高いほうなのだから。
その高いレベルでやるために長男は頑張っている。その道筋の過程として、地域トレセンやアカデミー、県トレセンを経験してきた。やはり高いレベルにいると、自然に高いレベルへと導かれるものだ。長男を見ているとよく分かる。高いレベルだととても楽しそうなのだ。先日の県トレセンでは、1学年上のU13のカテゴリーと一緒にやった。カラダの大きさの違いは歴然だ。大きい子の脇下に長男の頭がある。それでも「結構やれるんじゃね?」と長男は楽しそうだった。
しかしこの11月、いろいろと日程は組まれている。日曜日の練習試合から始まって、月曜日の地域トレセン。水曜日木曜日は修学旅行。土曜日は県トレセン。そして翌日に最終セレクションである。高いレベルを楽しんでくれればそれでいいかな?
2018年11月1日 寺田潤史
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