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「11月をどう過ごすか? その2」

 暖かい。今日は気温23度まで上がった。昨日も22度。最低気温も14度程度と高い。これは嬉しいこと。できるだけ暖かい日が長続きしてほしい。台風後の野菜の生育を気にかけてきたので、寒くなる前にできるだけ成長してほしいと願っている。寒くなったら、生育は極端に遅くなる。だから、せっせと毎日野菜の苗を植え付けている。

 9月24日に大根の第一弾の種まきをした。まだ芽が出たばかりの頃に台風を切り抜け、何とか成長して、今月末か来月はじめには大根として収穫できるつもりである。10月25日に第二弾の大根の種をまいた。2月から3月はじめに収穫する予定の大根である。芽が出て、その子葉が大きく開いているj。今日は、その幼い大根に土寄せをした。クワで土寄せするのであるが、この作業はことのほか好きな作業だ。僕にとっては、農業者らしさを体現する作業なのだ。

 毎年のように書いているが、大根十耕と言って、昔から大根は耕せば耕すほどよくできると言われてきた。種を播く前も何度も耕し、芽が出てからも土寄せとして何度も鍬を入れて耕すのだ。芽が出てからの土寄せは、耕すことで空気が土に入るという利点がある。土の表面付近の好気性微生物が活発になることが、大根にとっては良い影響を与えるのだろう。この作業を29年前の就農時から毎年行ってきた。初心に帰る、そんな言葉のように何かを思い出す作業なのである。

 耕さない、という農法がある。土の相を壊さないで、そのまま草をとって苗を植え付けたりするやり方である。そのやり方も好きだが、耕すというやり方も好きだ。その作物のその時のその土の状態によって、やり方などは変えればよい。農薬や化学肥料を使わない、ということはずっと同じだが、その他のやり方はいろいろである。一つのやり方に固執することはない。気候も毎年違うし、土もどんどん変化していく。生える草も変化していくのだ。人が年とともに変化していくように、土も草も野菜も風土も変化していくことに人が合わせていくのである。

 と、ここまで書いて、長男が小学校の修学旅行から帰った。東京へ一泊してきたのである。ディズニーランド、国会、上野公園、浅草などを回ってきたのだろう。だから、昨日は丸一日サッカーボールに触っていない。明日は雨の予報だ。早速、駐車場のライトを点けてサッカーの練習。明後日の土曜日は県トレセン。日曜日はジュニアユース最終セレクション。親なんて、練習に付き合ってカラダのコンディションを整えることくらいしかサポートできない。当事者のような気持ちになっているが、断然当事者ではないのだ。

 大根の土寄せのように、野菜を育てる当事者である僕が、実際にクワを使って土と戯れ、カラダを動かして現場で何か作業をする時には、不安感のようなものは存在しない。しかし、子供が無理難題に挑もうとしている時に、ただ見守るしかないという状況はなんとも不安感のようなものが満ちてしまう。様々なスポーツの選手たちの親は、皆このような不安感を経験しているのだろうな。ただ、うちでは僕が直接ボールを蹴って練習を主導するので、完全に見守るだけではない。そこは気持ちが楽になる部分だ。練習で不安があるとすれば、長男に怪我をさせてしまう、というところだけかな?泰然自若といかない不甲斐なさよ。

2018年11月8日 寺田潤史


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