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「暖かな冬へと向かう?」

 今日も暖かかった。昨日も、一昨日も、気温は20度を超えた。今朝の最低気温は9度。いやはや暖冬の予報は当たりそうである。去年やここ数年、そして今年の傾向を見ても、暖冬と一括りで言えるようなことにはならないのではないか?と見ている。寒い日は徹底的に寒く、暖かい日も続くのでは?と予想したくなる。地震も多い。大きな地震が来なければいいが、地球の動きは人智を遥かに超えている。

 昼間、ポカポカと暖かい畑で、葉物類の収穫は心地よい。風のない日も多いのが不思議だが、風がなければ心地よさは増すばかり。先の日曜日は、このポカポカと暖かいことを利用して葉ものの植え付けを進めた。前日の土曜日に多めにファーマーズマーケットに出荷をしておいて、日曜日に長男のサッカーの試合当番を務める連れ合いを送り出した。出荷も宅急便だけで、あとはひたすら葉ものの植え付けである。回復してきた腰にややまた負担をかけたが、この時期にこんなに暖かい中で植え付けができるなんて、めったにないことなのである。

 例年、11月は玉ねぎや葉ものの植え付けを、冷たい風の中で進める。11月12月の植え付けは、寒くて修行僧のようなもの。でも、今年は暖かい。9月終わりの台風の塩害の影響がまだ続く畑では、まだそんなに潤沢に野菜がないので、出荷に追われるほどのことではない。お金が入ってこない、という意味では困った事態だが、植え付けを進めるという意味で、ちょうどよい機会なのだ。

 長女も次女も大学で家にいないし、三女も東京で働いている。残る四女と長男は、畑の手伝いなどしない。長女や次女の小学生くらいまでは、よく畑に子供の姿があった。この頃、畑の野菜で子どもたちが気になることと言えば、野菜の種類で夕飯のメニューが決まる、ということくらいである。例えばキムチ鍋をすれば、青い葉ものに箸が伸びる彼らである。ニラがたくさん収穫できれば、餃子を待望する。しかし、三女もいなくなってしまったので、餃子の包み手が少なくなってしまった。喧嘩をする相手も、四女と長男という組み合わせしかなくなってしまった。五人子供がいても、一緒にいる時間はそんなに長くないものだ、ということが今になってわかってきたところだ。

 娘四人は、たまにLINEで会話をするようだ。長女が「今年は正月に帰らないかもしれない」と言ったらしい。四女は、長女が大学を卒業したらドイツに行きたがっていることを知っているので、今度の正月が皆で集まる最後になるかもしれない、と長女を説得したようだ。長女から「大晦日に帰って、2日に帰京する」とメッセージが入った。長女の性格はおっとりしているが、その行動は親にとっては爆弾のようなものだ。

 あの東日本大震災の津波をテレビで見て、子どもたちには好きなことをさせる、と決めた初心を時々思い返して、好きなようにやれ、とつぶやく。無い袖は振れないので、間尺に合う落とし所を本人が見つけたならそれでいい。こちらは精一杯頑張るけれど、頑張ってだめなら仕方がない、というところだ。最後の最後まで諦めないけれどね。

2018年11月29日 寺田潤史


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