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次女の病気は、ネフローゼ症候群の疑いである。足などのむくみを取ってから正確な検査に入る、と先週書いて1週間が経過した。次女は毎日、利尿剤を飲んで、ほぼきっちり毎日1KGずつ体重を落としていった。7KGのむくみを落としたということになる。これはあくまで、検査をやるための利尿剤で、根本的な治療までには到達していない。
昨日、病院で尿検査と血液検査を再度行った。さて、今後の入院検査までの1週間に、どのような薬でどのような方向性の治療になるのか、興味を持って診療室に入った。すると、今日の検査結果が伝えられ、尿蛋白が7230から620に激減したという。正常値が100そこそこぐらいだとすると、まだまだ減ってくれなければいけないが、1週間で10分の1以下に減ったことは驚きとともに喜びであった。
「ネフローゼ症候群とは、尿にタンパクがたくさん出てしまうために、血液中のタンパクが減り、その結果、むくみが起こる疾患です」とネット上には書かれている。人間の腎臓には、片方だけで約百万個のネフロンがあるという。そのネフロンは糸球体と尿細管などからできているらしい。つまり糸球体も百万個あり、両方の腎臓では二百万個あるということになるかな?その糸球体からタンパク質が漏れてしまうので尿蛋白の値が高くなるというわけか。
では、次女の糸球体は機能し始めたことになるのか?イメージとして、一つや二つの糸球体が機能しなくなったのであれば、その一つや二つの糸球体が機能を回復したというならわかりやすい。しかし、二百万個もの糸球体があるとなると、ちょっと素人にはどのようなことになっているのか見当がつかない。腎臓を理解したいが、ちょっとハードルが高い。まして一次性ネフローゼ症候群という難病指定されたような病気の疑いがあるのだから、原因もわからずにお医者さんの話をうなずいて聞いているほかはない。
担当医は「ごく稀にあるのですが、このまま値が下がってくれれば自然治癒するかもしれません」という。そうなれば、腎生検という検査も入院もしなくてよくなる。他の臓器の検査結果は異常が見られないらしい。1週間分の軽めの利尿剤をいただいて病院をあとにした。検査の前の夜、連れ合いが言った。「菜の花を沢山食べてるから、少しよくならないかね〜?」と。「いやいや利尿剤を飲んでむくみを落としているだけだからな〜、根本的な治療は何もしていない」と僕は返した。担当医からの説明を聞いた時、僕は即座に思った。「これは菜の花の効能だ」と。
次女は、帰省して診察を受けてから、茹でただけの菜の花を大量に食べていた。塩分を抑えなければいけないし、あまり食べるものがないから野菜をおかずにしていたようなものだ。毎年、この時期に菜の花を大量に食べるのが我が家の旬である。「この菜の花を食べると、カラダが洗われたような気分になる」とか、「透明感のある味だ」とか、僕は毎年のように書いてきたように思う。本当に菜の花が次女のカラダに良い影響を与えたかどうかは微妙だし、お医者さんに言っても笑われるだけかもしれない。帰省して、何らかのストレスから開放されたのかもしれない。ここから先の検査結果が正常値に戻ることを願っている。
2019年3月7日
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