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「なんとか難局を切り抜ける」

 次女の4回目の地元総合病院での検査は、正常値という診断だった。原因不明のまま、腎臓のネフローゼ症候群のような症状は回復した、と言っていいらしい。急性の糸球体腎炎の可能性もあったが、それには原因となる症状の記憶が必要だった。次女には、それらしい兆候が見当たらない。となると、慢性のネフローゼ症候群微小変化型が近いかもしれないらしい。自然治癒という形で寛解したが、寛解の言葉通り、難病ゆえに再発の可能性を覚悟しなければいけない。

 今回は尿検査だけだった。来週、念のためにもう一度、血液検査と尿検査をやって、3月中に北海道に戻ることになった。北海道で、毎週尿検査だけは続け、少しずつ検査の間隔を空けていくようにと、紹介状を書いてくれるとのことだ。原因がわからないのだから、いつ再発してもおかしくないだろうし、そういった病気を専門にしているお医者さんはあらゆる可能性を否定しないだろう。親としては、再発してほしくないが、再発したらどのような対処を取るべきか、そこを考える。しかし、腎生検という検査も入院もない、となれば限りなく嬉しい。

 四女の中学卒業、長男の小学校卒業、区切りの式は連れ合いに任せて、僕は出荷と抱き合わせで次女の病院に付き合い、四女の進学する高校の教科書を買ってきた。これで難局は切り抜けただろうか。仕事では、子供達のあれこれと並行して、困ったことが起きていた。苗の土を作るための重要な機械である攪拌機(簡単に言えばミキサー)が動かなくなったのである。この攪拌機は、他界した親父がその昔に牛を飼っていた時代に、牛の餌を混ぜ合わせるのに使っていたと思われる。実際にその攪拌機が動くシーンを見た記憶が僕の中にないのである。そして、僕が帰農して苗の土を作ろうとした時に、倉庫に撹拌機があるのを見つけて、また僕が使い出したというわけだ。

 昔の機械はすごい。頑丈にできている。親父が使っていた頃から40年以上経っていても、全く問題なく使える。ただ、去年の台風で、この攪拌機が置かれている簡易の小屋の一部の屋根が飛ばされ、修復する間もなく、雨や潮風が横から吹き付けた。いつのまにか200ボルトの電流を流すケーブルがむき出しになっていたことに気付かずにいた。いや、年末までは普通に攪拌機を使用していた。それが3月に入ってショートしたのか、うんともすんともいわなくなった。そこではじめてケーブルがだめになっていたことに気付いた。ケーブルを修理して繋いだら、今度はモーターから煙が出たのである。

 慌ててモーターを注文した。モーターの仕様を理解していない上に、モーターの軸に取り付けるプーリーと呼ばれるVベルトを掛ける部品の調達に手間取った。ネットショップで安く買うことができたが、2週間という時間を費やしてしまった。次女の病気、四女の高校受験合格発表と手続き、四女と長男の卒業式、農繁期への突入と並行してモーターの取替、屋根の修理などがごちゃ混ぜにやってきたような三週間だった。そして、それらをなんとか乗り切ったところである。ドイツに渡った長女のことを含めて、仏壇や神棚に毎日手を合わさずにはいられなかった。苦しい時の神頼み、なんて揶揄すらできない日々だった。

2019年3月21日


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