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「次へ向かうが、切れ目はない」

 次女は北海道に戻った。昨日の最終検査で、全ての値が正常値に戻ったことを確認して、今日の飛行機で大学のある北海道に戻ったのだ。昨日の診察では、2月の終わりにはじめて総合病院で検査した時の尿蛋白の値が7000を超えていたことから想像して、おそらくピーク時には10000を超える値ではなかったか?という見解が示された。つまり、すでに回復段階に向かいはじめた時に最初の総合病院での診察となった可能性がある、というわけだ。確かに、その後の1週間のむくみを取るための利尿剤だけで自然治癒するのは理解に苦しむ、ということもよくわかるような気がする。

 そうすると、菜の花の恩恵は眉唾ものだ、ということになる。1週間菜の花を食べただけで自然治癒するなどとなれば、画期的な発見になってしまうだろうね。菜の花をせっせと食べた、とは担当医に報告していない。さらにもう一つ。その1週間の間に、足にお灸もしてもらっていた。それは、25年以上も野菜を買い続けてくれているNさんのご好意で、Nさんの娘さんがちょうど帰省したタイミングで施してもらったお灸である。娘さんのAさんは、長距離走をやっていた方で、今は、鍼灸の資格も取り、スポーツトレーナーとして活躍されている。ほぼAさんの赤ちゃんだったくらいからお付き合いである。

 今回の次女の病気のことは、誰彼構わずに伝えていた。それだけよくわからない病なので、もし知っていることがあれば教えていただきたい、という思いもあった。だから、多くの方に心配いただいた。それら心配いただいた方からの思いも、きっと治癒への影響を与えてくれたと思う。ありがたいことである。これから先、再発する可能性は否定できないが、病気を知らない段階から少しは知った段階に次女本人も僕たちも足を踏み入れた分だけ、心構えとしての準備はできるかもしれない。

 長男は、先の日曜日に地元サッカースポーツ少年団を卒団した。少年団在籍の感謝と記録は永遠に残るが、とうとうジュニアユースでのキャリアが本格的に始まる。すでにジュニアユースの練習は昨年末より先行して始まっているが、4月からは選手登録もジュニアユースとなり、練習試合もいくつか予定されている。このジュニアユースへの期待が、新中学生としての期待を大きく上まっているのは、親がサッカー馬鹿化している証拠だろうか?まずは、レギュラーとして試合に出られるかどうか、そこが努力のしどころだ。

 ここまでの練習をみたかぎりでは、このチームはなかなか強そうなチームである。同じ県のライバルジュニアユースチームにも勝てるのではないか?と思ってしまうような練習内容だった。まあ、しかし、ライバルジュニアユースチームもまた、育成には定評のあるコーチが揃っているようだし、やってみなければわからないレベルであることは確かだろう。6月から始まるU13のリーグ戦に向けて、いくつかの試合で選手のポジションを試していくだろうことは想像できる。やることは、本人の不断の練習、ストレッチ、体幹トレーニング、食生活への意識、それらを継続することだ。僕たちは、楽しく見守るだけである。

2019年3月28日


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