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「永遠に一難はやってくる」

 次女が北海道に戻った日の朝、四女は「喉が痛くて熱がある」と言ってきた。38度と聞いて、インフルエンザを疑った。少し季節外れだが、可能性もあるということで、夕方まで寝ているように伝えた。熱が出てすぐにはインフルエンザの検査薬が反応しないことが多いからである。そして、夕方、さらに熱が上がって、連れ合いがかかりつけのお医者さんに連れていった。抗生剤と喉の薬などをもらって、あとはいつものように寝ていれば治る性質の四女である。

 ところが、いっこうに熱は下がらずに、喉の痛みは増すばかり。だんだん食事も食べられなくなり、吐き気の症状も。これはいかんと、点滴入院を考慮に入れながら、土曜日の朝かかりつけ医を再訪問。検査の結果、インフルエンザではなかった。血液検査中に倒れそうになる四女。紹介状を書いてもらって総合病院へ行くことになった。

 土曜日であるから、救急外来で診てもらった。喉を診て、かなり腫れてますねー、と言われたが、月曜日に耳鼻咽喉科を受診するように言われて、薬をもらって帰ってきた。しかし、整腸剤のおかげで吐き気がなくなったくらいで、熱は下がらずに喉も痛いまま。月曜日にようやく専門医に診てもらえて、フラフラの四女は即入院することになったのだった。

 このひと月の間、次女を毎週連れてきた病院に次女は入院することなく、まさか四女が入院することになろうとは!しかも、四日後には高校の入学式を控えている。だいたい、僕自身は入院の経験がない。連れ合いも、出産以外の入院経験はない。長男が2年前に、サッカーの試合で蹴りがお腹に入ってのすい臓損傷で入院して以来である。他界した親父や、去年脳梗塞になったオフクロの入院ではお世話になる総合病院。自分の子供がお世話になろうとは!何が起こるかはわからないものだと、あらためて感じ入る。

 四女にとって、入院生活はきっと社会勉強になるはずだ。そう思いながら次の日病院を訪れると、四女は話し相手が欲しかったのか喋りだす。「看護師さんてすごいねー。昨日話してくれた看護師さんになにかやりたいことをあるの?と聞かれて、ないって答えたの。その看護師さんもやることをみつけられなくて、一般企業に就職したけど辞めてしまったんだって。友達のお母さんが病気になって、興味を持ち始めて、看護師の学校を受験したら受かってしまったんだって。それで看護師になったって」と。あらあら、何も言わなくても社会勉強しているな。それだけでも入院した価値があるなー、と思う。

 四女の熱は37度まで下がり、まだ喉の痛みは取れないまま、入学式の前日に退院の許可が出た。入学式がなければもう少し入院する予定だった。担当医の配慮で、一生に一度の高校の入学式だから、と退院してその後通院する形をとってくれたのだった。炎症反応も正常に近い値になってきたことから、回復傾向にあるとの判断だ。ファーマーズマーケットへの野菜の納品のついでに退院手続きをしたような形になった。同じ日に、長男が中学の入学式があったから、バタバタ中のバタバタである。次女の難病の顛末と卒業式でひと段落と考えた僕が甘かった。まだまだいろいろなことは次から次へと起こりうる。楽しむほかはない。

2019年4月5日


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