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「台風のお盆」

 台風10号は、松江当りから日本海へと抜けた。遠く離れていても、こちらは風が強い。風が強いので、今日は青シソの収穫を連れ合いが取りやめたくらいだ。葉っぱが揺れて、収穫する葉の選定がしにくいからである。露地の軟弱野菜は、大風に弱いのだ。もっとも、これをビニールハウスで栽培したのなら、ビニールハウス自体が台風にやられてしまう。海辺の軟弱野菜の難しさは、そこここに見出すことができる。それがまたいいのかもしれない。

 お盆、この日本に定着している仏教的季節は、戦後かな、新盆というひと月前倒しスタイルを取った地域もある。同じ市内で、新盆と旧盆の地域が存在するのだ。僕の住むところは昔ながらの旧盆で、それがいまだに日本の主流であろう。そのお盆を過ぎた8月下旬に台風の来ることが多かったのは、ひと昔前のこととなりつつある。台風の発生場所や、進路がもはや以前とは違っていることは、ニュースでも毎日のように伝えられている。

 そのお盆に合わせるかのように、台風10号はやってきた。都会から帰省した人たちも、お盆なのに台風では、出掛ける場所が限られてしまうだろう。当然のように、ショッピングモールは大賑わいである。大型ショッピングモールにあるファーマーズマーケットに野菜の納品に出掛けると、僕なんぞは場違い感に包まれそうになる。

 膝をついて、例えばオクラの袋に60枚の値段シールを一つ一つ貼り付けていく。下を向いて作業するその横を、きれいに着飾ったであろう女性のヒールがゆっくりと動いていくのである。あるいは、若い男女の同級生と思われる人たちが久しぶりに会って、会話をしながら歩き去っていく、その話の内容だけが僕の耳に残る、という具合。納品が終わって、ショッピングモールの従業員通路に出てしまえば、いつもの気楽な僕に戻る。オクラもシソも空芯菜もよく売れてくれるから、それだけでいいのだけれど…。

 お盆を前にした11日、次女が北海道から帰省した。次女を東名高速バスターミナルまで迎えに行く時間と、長男のサッカーお盆前最後の練習試合が重なり、野菜の納品ついでの僕は試合を見ることができなかった。次女は、翌日から高校時代の恩師や同級生たちと、絵の展覧会を2つ掛け持ちしている。ギャラリーに通い詰め、友達と会い、忙しく動いている。春のネフローゼ症候群の疑いは一体何だったのか?と思うくらいに元気である。とりあえず安心。だが油断は禁物。

 次女は、2月から7月まで、北海道の某新聞に挿絵を週に一度描いていた。そちらは油絵ではなく、デジタルで描いたらしい。その報酬で、帰省して早々に11インチのiPadを購入した。デジタルで描くことがより精緻に楽しくなりそうだ。あと1年半の大学生活はあっという間だろうな。議論好きの次女が、議論好きの友達を大学で見つけた、と喜んでいる。「議論好きはお父さんの遺伝子では?」と思い込んでいるが、僕が議論好きかどうかは大いに怪しい。若い頃は、確かにお酒を飲んでいろいろな話を友だちとしたが、僕は常に内省的であったように思う。まあ、でも、子供とそんな話ができるのは幸せなことだと思う。来週には三女が帰省する予定だ。また変化のある話を聞くことができるかどうか、楽しみだ。

2019年8月15日


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