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それにしても暑い。この海辺で毎日最高33度、最低26度の気温は、湿度の高さからしてありえない日々と言える。ここ数年の気候を見ていると、来年はさらに暑い、と予想できるだろう。そして、その暑さを2倍3倍に増幅させるように、納屋のエアコンが突然止まった。
それは4日前の日曜日の夜だった。明日は三女が帰省するから、今夜も早いところ仕事を終わらせようと納屋で頑張っていた。エアコンが止まる、ということはどういうことだろう?とiPhoneのライトを点けて、納屋の外にある配電盤を見に行く。ブレーカーはONのままだ。しかし、メーターの数値を表すデジタル計は消えていた。これは停電か?雷もなっていないし雨もない。そのまま、歩いて近所を見回った。各家は灯りが点いている。うちだけ?いや、うちの母屋は通常通りだし、納屋の100V電気は生きている。エアコンの漏電ならブレーカーが作動するだろう。夜が明けなければわからない、ということでさっさと仕事を終わらせた。
次の日、電線を見てみると、案の定電線の切れている部分がある。早速、中部電力に電話して来てもらった。「これは劣化と塩害、風による電線のトタン屋根への打撲ですね」と言われた。「先日の台風でも塩害が発生しているんですよ」と、あの松江方面を抜けた台風の意外な影響を伝えられた。「この電線部分は、民間の電気屋さんでないと工事できないんですよ」とあっさり引き下がれてしまった。電気の組合だけは紹介してくれたけど。
この古い家のあちこちの電気は、通常の家庭とは違って、50アンペア契約の100V電源のほかに、三相200Vも2代前から工事されている。そこへ僕がさらに、農業用冷蔵庫のために別系統で三相200Vを入れている。今回切れた電線は古い系統の200Vで、冬の苗床用の電熱線や、苗土を仕込む攪拌器の利用のほか、納屋のエアコンもこちらの系統なのだ。
街の電気工事店に電話してみたが、どこもエアコン工事などで予定が目一杯詰まっているという。しかも、お盆休み明けである。実は、うちの電気系統は、F電気さんにいつも頼んでいた。この夏も、母屋のエアコン設置のための工事を頼もうとお盆前に電話をしてみた。すると「6月に突然亡くなったんです」と奥様は電話口で答えた。ビックリ仰天である。あの過酷な屋根裏配線などの工事を簡単に引き受けてくれていた方が… …。あちこちに電話して、N電気さんに無理して来ていただいた。下見をした上で「来週ですね」と伝えられた。N電気さんは、週末の地元花火大会の仮設の電気工事で忙しいらしく、「できるだけ早くお願いします」と期待感を込めて伝えた。1週間もエアコンなしで作業するのか?と内心思いながら…。
それから3日間頑張って、窓のない納屋で扇風機だけで仕分け作業をした。今日はもう限界だった。熱中症になるのは時間の問題である。気が短くなって病人が乱暴に仕事をしているかのように、連れ合いにも当たってしまった。これはあかん、とN電気さんに電話したが、答えは「やはり来週ですね」だった。「もう体が壊れてしまうのでどこかほかを当たります」と伝えた。そして、K電気さんに来てもらった。「6万円ほどかかります。部品を手配して明日来ます」と言われたが、次の日は雨で工事は中止。…続く。
2019年8月22日
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