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「冷夏予想を裏切る猛暑 その5」

 あまりにバタバタしすぎて、木曜日の夜から金曜日にかけて睡眠を多くとった。おかげで熱は出なかったが、週刊てーてを書きそびれ、月曜日の夕方になってしまった。昨夜の台風15号は、当初のこちらへの直撃予想から東へズレた。今朝方、横浜から千葉にかけて大変だったようだ。台風の影響で連日真夏と変わらないほどの気温だ。

 今、制作中の曲の話。何のために音楽を作るか?これが大きな鍵を握る。今回の曲は、他界した親父への愛を内外に知らせ届ける、という確固としたものがある。親父への愛とは、愛してるよーというようなことではない。例えば、幼い頃に僕の兄貴が喘息で、それを治すために畑に大きな穴を掘って、ブルーシートを敷き詰めて水を張ったプールを作った、とか。あるいは、僕の少年時代にキャッチボールをごくたまに一緒にやった、とか。高校時代に、親父と口をきかない僕が、悪ガキ同級生を50人も連れてきて卒業の大宴会をやったけれど、それに対して何も言わなかった、とか。そういうことだけではなくて、親父が昔の庄屋の系統の長男として生まれて家を守り、弟たちを大学にやった、というような美談系のことだけではなくて、プライドの化身のように町役場と喧嘩したり、次男以下は発言権なしという問答無用の伝統の守り方。土地を守る、という考えを優先して、大変な思いを経験してきたこと、などなど。

 そう、家族というものは、喜怒哀楽を直接的に表現できる場所でありながら、その年令において表現できる内容が移り変わっていく場所でもある。そして、家族固有の出来事の数々が、その人の人となりを形成もしていく場所であろう。さらに言えば、家を出て、一人暮らしなどをして、世間との違いを学び、年を経てその違いを家に持ち帰ることもある。そのようにして家族もまた変わっていく。家族が変わっていくとともに、時代も変わり都市も田舎町もガラリと姿を変えていく。

 親父への愛は、家族が生きることを続けようとする愛である。僕は、どこかで、前に向いて生きようとする人間を、先に他界した人たちが助けるもの、と思いこんでいる。特に、家族という形を共有したご先祖さんは、必ず助けてくれるものと思いたい。中には、怨念のようなものを抱え込んでしまったご先祖さんもいるかも知れないが、しかし、生きている人間が前を向いている限りそのご先祖さんも救われるのではないか?と密かに思っている。まして、僕の親父には、僕たちを助けたい、という思いしかないはずだ、と勝手に思い込んでいる。

 昨日の話である。銀行に、口座引き落としのためのお金を入れようとしてお金を数えたら、予想外にお金が足りない。何にお金を使ったんだっけ?と思い返すと、長男の海外遠征のためのパスポート取得費用を出費していた。そうか、そうだったのか、と思って家に戻ってみると、2009年から宅配便で隔週に野菜を送っている東京のSさんから20回分の野菜の代金の振り込みをした旨のメールが入っていた。こういうグッドタイミングのときにつぶやくのである。「神様がいるな。ああ、親父かな?ありがとうね」などと。こういう感じの親父への愛である。そして、それを表現することが次へ繋がるかな?

2019年9月9日


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