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暖かな師走である。最低気温も最高気温も高めに推移し、冷たい北風も吹くが、どういうわけか暖気が南にあるらしい。これも海水温の上昇が影響しているのだろうか?不安な気候変動だが、野菜たちの生育には嬉しい暖かさだ。雨も適度に降ってくれるので、井戸水も出さなくてよい。だからといって、師走の時は着々と流れていくから、落ち着かない日々である。
3月に次女のネフローゼ症候群のような突発性の病気が消えてから、さて四女の高校入学だ、という時になって四女は入院した。扁桃炎をこじらせたような、たちの悪いものを東京に遊びに行ってもらってきたような、高熱が続いたのである。救急外来が一転して入院になり、ぎりぎり高校の入学式に間に合わせて退院できた。次女のことで頭が一杯の病院通いだったから、四女にすり替わったような形で、これも今年の形なのだろう。
四女の入院騒ぎの頃、長男は本格的にジュニアユースでのサッカーが始まった。去年の11月にジュニアユース合格の報のあと、12月から少しずつ新1年生としての練習は始まっていた。そして、4月になって毎日の練習と、週末の試合が組まれるようになった。何もかもが初めての体験なので、長男は大丈夫なのか?本当に試合に出ることができるのか?などと親は気を揉むばかりだったような気がする。真新しいユニフォームや練習着をたくさん与えられ(もちろんお金は支払うのだが、割引があって助かっている)、中学からブカブカの制服で帰ってきて、これまたブカブカの練習着に着替えて自転車で通う日々が始まったのである。
中学入学の長男と高校入学の四女、ジュニアユースの本格始動で、生活のパターンはガラリと変わった。夏頃からは、四女が週末にアルバイトをするようになった。届け出ればアルバイトをしてもよい高校なのだ。いや、アルバイトができることが高校選びの決め手の一つになったことも確かだった。この頃の高校生は、かなりの確率でアルバイトをしているようだ。アルバイト禁止の高校へ通っていても、多くの子たちはアルバイトをしている。時代が僕たちの頃と違って、こんな田舎でもアルバイトができるような店が増えたということかもしれない。四女は、高校へ入って少し情緒不安定になっていた部分があるけれど、アルバイトをするようになっていつもの四女に戻ったような印象だ。飲食店の厨房の仕事の話を、毎回話してくれる。
長男のサッカーは、予想に反して、スターティングメンバーに名を連ねることが多かった。公式戦のリーグ戦では、一試合だけ出場がなかったが、残りの試合はスターティングメンバーで、そのうち数試合だけ途中交代だった。ただ、ジュニアユースというところは、ユースに上がってもやっていけるような基礎を形作るところだと思う。コーチは、預かる選手全員を育てなければいけないから大変だ。ユースに上がれなかったとしても、別の環境、例えば強豪高校サッカー部に入ったとしても大丈夫なくらいに育てあげたい、という気持ちをコーチはお持ちだと察する。そういう意味で、スターティングメンバーに入ることを当面の目標としたとしても、どこまでも継続性を持って粘り強くサッカーに取り組んで行かなければ先はない。僕たち親は、恵まれた環境での試合を堪能するばかりである。
2019年12月13日
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