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「pratyaya 番外編」



 2001年に他界した僕の父親は、その数年前からパソコンを使っていた。まだそこまで一般的に普及していたとは言えない時代で、しかし、僕の漠然とした当時の思いは「パソコンを使いだしたら徹底的にやるに決まっている。だからまだパソコンはやらない」というようなものだった。そして、親父が使っていたアップルコンピュータは、親父の他界後3ヶ月で僕のところにやってきたのだった。

 当時のMacは、まだインターネットも電話回線の時代だったし、処理能力も低かったので、もどかしい感じのものだった。コンピューターというものを知るにはちょうどよかったかもしれない。それ以前に、肥料屋の展示会でパソコンが置かれていて「ご自由にどうぞお使いください」と声をかけられたのだが、マウスの使い方すら知らなかったくらいである。親父のMacを使い始めて3ヶ月後くらいには、Windowsのノートパソコンを手に入れ、エクセルで仕事全般を記録する土台が出来上がった。僕の兄貴にいろいろと教えてもらいながら、アクセスにすら手を染め始めていた。その頃、僕の連れ合いは、畑に出る時間を削ってまでパソコンを仕事に導入しようとする僕に呆れていたくらいである。その無駄とも言える時間の数々が、結果的に今のスタイル、エクセルで入力してアクセスで記録を保存閲覧するスタイルの礎となった。

 2002年には、僕のライフワークである音楽の録音も、パソコンで行うようになった。今で言うところのDTM(デスクトップミュージック)とかDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)というやつである。こちらもまた覚えることが大変なものだったが、進化の速度も大変なものだった。仕事も音楽も、Windows一辺倒でやってきたのだ。親父のMacという縁から、一挙にWindows自作パソコンまで4年ほどだっただろうか。

 新型コロナウィルスの巣ごもり的生活は、家の中の掃除やリニューアルを促進させた。そして、その仕上げとして、自宅にアップルコンピュータのiMacを導入した。あの親父のMacから実に19年ぶりの回帰である。その間、僕も子供たちもappleのiPhoneは使ってきている。だから、まったくわからないわけではないが、ファイル構造の仕組みなど、学ぶべきところは多い。この20年近くの間に、大いに進化したMacは、触ってみるとやはりとてもスタイリッシュである。ある意味で、野暮なことはできないぞ、という警告のようにも受け取れるのだ。

  更に、年を重ねたので、家の中でも録音できるように、Mac専用のオーディオインターフェースも整えた。近年は、納屋に録音しに行って眠ってしまうことも多くなっていたのだ。野暮なことをできないような空間は、イマジネーションに大いに影響する。1960年代以降のアナログ高級機材をシミュレートした物を使うと、音が非常に豊かになる。自分の弾いたギターのフレーズや音がよいと、それだけで幸せになるのだ。そのようにして毎晩、「pratyaya」の録音を積み重ねている。まだ数曲は録音したいものがストックしてあるし、時間もなかなか捻出できるとは言えないのだが、やりたいことはすべてやってしまえ、くらいの気持ちでいる。そのためには、毎晩のカラダのケアも欠かせない日々だ。  

2020年9月4日


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