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「子どもたちがコロナウィルスとともにどう行く? その4」



 連日、各地のコロナウィルス感染者数の最多記録をニュースは報じている。政府の対応の報道を見ると、腹が立つばかりである。3密を避けて旅行へ行ったら援助しますよ、食事に行ったら援助しますよ、と国民をけしかけて、この感染者数の増加のきっかけを作ったと医師たちに批判されてもまだ、GoTOを撤回しない。さらに、各自治体と国民の責任において行動するようにと、この状況になってもなお国としての方針で保証はしないというスタンスのままである。せめてGoToは一時停止し、自治体が飲食店などの営業自粛を要請した場合には国が保証する、くらいの柔軟さはほしい、と思う。布マスクの配布とか、余分なところにお金はたっぷり使ってきたツケを、結局は国民が負担することになるのだ。ちなみに、うちにはマスクは一つも届いておりませんけれど(いらないですが…)。

 本当に右を向いても左を向いても、腹が立つようなニュースばかりで、自分自身が穏やかでなくなるのは、気持ち良いものではない。気を取り直して、長女がドイツからLINEを通じて送ってくれたホルンの演奏を聴く。バガテルというホルンとピアノのための曲で、1897年に書かれたホルンの低音練習に最適な曲らしい。大学院の授業の一環としての発表会で録音したものを、iPhoneで録音して送ってくれた。ちょっと録音状態が良くないので、こちらの音楽編集ソフトで整音して大音量で聞いてみた。

 ホルンの低音があまり得意そうではなかった長女だが、ここへきてとてもダイナミックに低音を出せるようになってきている。東京にいた頃とは別人のような演奏だ。マウスピースを大きなものに変更してみたりと、ドイツでの助言に従って可能性を探っているようだ。ホルンの楽譜を追いながら演奏を聴いてみると、なんだか別物に聴こえる。あまりに低音が難しそうで、音楽の解釈にばかり神経が行きがちになるのだ。楽譜を見ながらでなければ、その音と、音楽性だけに神経が行くのであるけれど…。それを長女に伝えると、吹いている長女もそうであるらしく、現地の教授には、「こんなに難しいのに、他の楽器の人が聴くと難しいところがわからないから、音楽的に吹くことができていないと評価されない」とも言われるようだ。

 そのような頑張っている子供の姿や奏でたものを聴いていると、自然にいつのまにか穏やかで前向きな気持になる。世間の風とは表裏一体の関係であるのに、気持ちが良い方向に持っていくには自分の環境の立ち位置が大いに関係してくるのだな、と思う。根本的に、人は何にもしてくれないもので、自分が気持ちの良い方向で生活する術を知ることが、とても大事になるのだな、と思う。長女も現地で頑張っているが、今は親である僕に、いろいろと演奏のことをLINEで話してくれる。ときにはLINE電話でも。コロナウィルスは、人を今までよりも孤立させているようにも思う。少なくとも大人数で騒いで声の大きな人が目立つ、みたいな状況とは違う。そんな時に、どこまで自分を信じて前向きに生きることができるか?それは、本来、人間の持っている、小さな塊の楽天性に希望がある、ということかもしれない。そして、幸いなことに、孤立しても通信できる時代になっているのだ。

 

 

2020年11月20日


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