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「変化の時 その3」



 2月に入って新型コロナウィルス、ますますの感染者増加が連日報道されている。今がピークという印象も受ける。クルーズ船の隔離対策が数字として功を奏すのは、まだ先になりそうだ。クルーズ船は、もともと隔離されていたような空間だから、船外への被害拡大はあまり考えられないが、船内では患者が増え来てしまっているのはやり方の問題か?僕たちは、幸いなことに、ショッピングモールへの納品時以外ではマスクを着用することのない生活を送っている。しかし、昨日近所のドラッグストアに行ったら、マスクは一つも棚になかった。

 長男のサッカー、1月からU14としてスタートしている。コーチも変わった。U13時代のコーチに、前からのプレッシングや常に準備する姿勢、つなぐ意識などを強力に教わったという印象がある。そこをさらに一歩進むことができるか、正念場のU14である。とにかく切り替えの意識を早くするように求められている。守備をしていて奪うか奪わないかの時点でもう走り出している、くらいの切り替えが必要だ。攻めていてボールを奪われたら、全力で奪い返すかあるいはポジションを整えることができるか、そのスピードが必要だ。早くも公式戦を1試合終えて、2月はもう試合ばかりだ。

 僕が見ている限りでは、守備の時のポジショニングはよいけれど、攻撃に移ってボールをもらいパスを出したあとのポジショニングや走り出しにまだまだ課題が多くあるように見える。観戦者としては、相手ボールを奪う、足を出して突き攻めさせない、或いは攻めを遅らせる、ボールをワンタッチでつないでリズムを出す、縦パスを入れる、サイドをえぐる、などのプレイは見ていて飽きないけれど、途中でドリブルで持ち上がったり、相手を剥がしてパス、そしてもう一度ボールをもらってシュート、というような強力な攻めの意識を表現してほしいと思う。長男が変化すべき点は明白なのだ。

 身長が伸びてほしい、怪我をしないでほしい、のような本音ももちろんあるけれど、そういったことは食事やカラダのケアの範疇で、とても大事だけれど目に見える変化を期待することではないだろう。もちろん、試合には勝ってほしいけれど、今はプレイを磨いているチャレンジを見ることを楽しんでいる。ひと月も試合を見ることができない状態が続いたので、やっと到来した毎週試合があることの喜びを噛み締めている。

 サッカーの試合が多くなると、仕事の時間は必然的に短くなる。ほぼ土日曜日だけなのだけど、休みのあまりない僕たちには大きなことだ。だから、平日は本当に忙しい。木や竹を切る作業も永遠と続いているし、春の葉ものの種播きも始まっている。8割ほど植え終わった玉ねぎの苗も、まだもう少しある。暖冬であるから、葉物類の花芽も早く来ているので、どんどん種を播いて、次に備えなくてはいけない。もっと早く始めたかった確定申告も、まだ手を付けていない。こんなに冬から走って仕事をして、1年カラダが持つのだろうか?という気もするけれど、長女の大学院も決まったし、お金もまだまだ必要だから…。子供たちだけでなく、僕たちもまだまだ変わらなければいけないね。

 

 

2020年2月7日


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