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「変化の時 その5」



 2月中旬過ぎ、とうとう佳境に入った、と言っていいくらいの新型コロナウィルスの日本での有様だ。ダイヤモンドプリンセス号への対応がお粗末なことは、ニュースを見ただけで当初から感じていたが、専門家からの告発をもってしても官僚や政治家たちは自分を守ることしか考えていないようだ。現場を知らないものが指揮を取って正当性を主張するとは、この国の厄介さの象徴の一つだ。現場とは、超専門性を要求される高度な経験と知識を要求される場のことである。

 この地方では、子供たちは普通に登校して、普通に生活している。高校生の四女は、もともとマスクをして登校することが多かったし、長男はマスクをしないで中学に登校している。さすがに親として、不特定多数の人混みには行かないように注意するが、今のところサッカーの練習なども通常通りのようである。畑で僕たちが働く時、人の出入りはほとんど少ないので注意する必要もないくらいだ。それでも、配達に出掛けたり、買い物や子供達の登下校時には何かと気を使う。配達から戻ると、そこは安堵の世界である。ニュースも新型コロナウィルス中心であるから、僕たちの息抜きは長男のサッカーの試合のビデオ観戦である。

 先の大会の決勝戦は、天然芝のスタジアムで行われた。雨の一日であったが、客席は屋根がついているし、快適そうな天然芝でゲームができる選手たちはなんと恵まれていることか?あとで聞けば、ボールのバウンドが違うので最初は難しかったという。ビデオを見返すと、急な反転で向きを変える時にキュッと止まらないので、俊敏さは損なわれているようであった。

 前半、長男は僕たちから見て近くにポジションをとっていた。最初の数分はボールにも触れていないくらいだった。ようやく来たパスに珍しくトラップを大きくしてしまったのは、水分を多く含んだ天然芝に慣れていないからだった。その後は慣れて、ボール奪取の回数が増え、良いプレイが増えた。狭いエリアをドリブルで少し持ち上がってフワッとした縦パスを送った場面では、客席から歓声も上がった。前半は尻上がりによい出来になっていった印象だ。

 後半は相手に巻き返され、守備の時間が長くなった。相手のストロングポイントを、長男の予測と手数(足数?)の多いプレッシングで弱めていたことも確かだ。しかし、遠目から後半を見た印象はさほどよいものではなかった。ビデオを見返してみると、遠くにいる長男をアップで見ることができる。結構いいじゃん!と安堵した。ただ、見方を変えて、相手の選手目線で見ると、個の能力の高い相手であったこともよくわかる。レベルの高いせめぎあいは、お互いのレベルを一層上げることに繋がるだろう。良い決勝戦だった。

 連れ合いは、何度も何度も後半のビデオを繰り返し見ていた。相手も強いし、見ていて面白いから何度でも見たくなるらしい。親ばかの典型だが、親が子供の姿を応援したくなるのは、ほぼ本能と同等のものだろう。サッカー自体が、人間の持つ闘争本能を武器を持たないで繋ぐスポーツと言っていいかもしれない。本能と言えば、角度は違うが、疫病の流行の歴史を持つ人間が、その都度それを乗り越えてきた本能のようなしたたかさ、洞察力、それもまた人間の強さが繋いできたものだろう。今こそ、そこに賭けたい。

2020年2月21日


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