★ 「週刊てーて」+αをブログでどうぞ。 ☆ ひらく農園の野菜を入手できるお店
新しいライフスタイルであろうか?新型コロナウィルスとのギリギリのせめぎ合いは、政府や専門家の方々、報道関係者だけが当事者でなく、僕たち市民こそが当事者である。これが長引くということは、欲しようと欲しまいと僕たちはこれを受け入れて生活する他はないのである。マスクをし、手洗いやうがいに努め、よく眠って免疫力を高める生活のことだ。
僕の娘たちも、ドイツで、北海道で、東京で、一人でこのスタイルに立ち向かっている。親としては心配であるのは当然で、しかし彼女たちはよくやっていると思う。いや、日本中の多くの方々はよくやっていると思う。一部の自爆的な方々の開き直りには眉をひそめてしまうけれど、それも含めて市民というものであろう。生物の多様性、人間の進化の多様性は、そのような中から生まれ生き残ってきたのだと思う。
しかし、ひと度、野菜を仕分け終わって配達に出掛けるとなると、途端に新しいスタイルに早変わりする。マスクを用意するのである。そのマスクが、この頃はなかなか手に入れることが難しくなった。何とか10枚パックの使い捨てマスクを何度か購入して、東京の三女に二度送ったが、今はマスクが手に入らない。僕が配達に出掛けるときには、手作りマスクをひと月前から利用し始めている。
たまたま売っていたキッチンペーパーの無漂白の茶色いものを購入し、インターネットで手に入れた型紙で連れ合いが作ってくれるのだ。ゴム紐は連れ合いの洋裁の在庫物があったので利用。2枚のキッチンペーパーを使って、ミシンで中央を縫って出来上がったものは、一見するとコーヒーフィルターで作ったような感じに見える。若干ゴワッとした肌触りだが、意外と丈夫である。ただ、この先もしばらくこのスタイルが続くとなると、もう少しキッチンペーパーが必要になるので、インターネットで今度は白いものを10パックまとめて購入した。
白くて肌触りが少しソフトだ。無漂白のものよりも少し薄いので、破れやすい。そこで、2枚重ねを変更して4枚重ね、ゴム紐の通る部分を2重のペーパーにしてみた。すると、ゴム紐で引っ張っても破れない。早速利用してみると長い時間使っても破れない。4枚重ねなので、呼吸しても形が変形しにくいという利点がある。連れ合いの洋裁好きがなければできないが、とても気に入っている。ゴム紐だけは使い終わってから、まとめて洗剤に漬け込んで、その後に洗濯して何度も使っている。四女の高校も新学年が始まろうとしているが、そちらは布製のマスクを、やはり連れ合いが作り始めているので、それを洗濯しながら四女は使うことになるだろう。いろいろ試しながら、新しいスタイルに立ち向かう。
2020年4月3日
ご意見、ご感想、お問い合わせは、下記よりどうぞお寄せください。