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「新しいライフスタイル その3」



 とうとう非常事態宣言は全国に拡大した。これは、この田舎町にも影響を及ぼす。茶畑の中にある大型ショッピングモールが明日から休館する、明日からのと午後電話が入った。僕たちの野菜の行き場の一つが休みになることに加えて、そこから別の店舗に持っていってもらっている野菜も届けることができなくなるのだ。要するに、非常事態宣言というものは、休館に踏み切る一つのきっかけになりうるだけの大きなことなのだ。

 新型コロナウィルスのことを毎週書き、毎日そのニュースを注視し、実際に予防処置を取った生活をしている。その中で、ふと奇妙に思うことがある。配達や買い物にでかけた時、あるいは人が訪れた時、その事後には必ず石鹸で手を洗い、うがいをする。洗顔に石鹸を使ったり、バッグをアルコール消毒することも常だ。そういう生活をしているけれど、畑で野菜や草や土、あるいは堆肥に触れたとしても、僕たちは手洗いこそするが石鹸では手を洗わない。

 僕たちは、現代で言ういわゆる3K という「きつい、きたない、危険」という仕事が多い。危険ということは、トラクターやチェーンソー、刈払い機などを使う時くらいだが、鍬を使ったり、釜を使って草を取ったりするきついことも常だ。土や堆肥が汚いという認識もないけれど、現代人にとっては汚い部類の物に触るということなのだろう。その3Kの作業をしても、石鹸を使うことは少ない。それなのに、街に出たりすれば石鹸を使うことになるのである。実に奇妙なことで、これこそがウィルスのなせる業というべきか?これぞ新しいライフスタイルということになるのかな?「キラキラ、気持ちいい、気楽」とかね?

 桜を見ても、車から通りすがりに見ることの多かったこの春、世の子どもたちも家に閉じ込められたかのように外に出歩く姿を見かけることも少なくなった。この先のゴールデンウィーク後まで学校の休校は続くようだ。外を出歩くには絶好の季節なのだけれど…。四女には、毎日コーヒーを淹れてもらったり、出荷用の防曇性フィルムに出荷シールを貼るアルバイトをしてもらったりしている。たまには、トタン壁の修理に電気ドリルやトンカチを使って釘を打ってもらったりもする。長男は、毎日洗濯物を干し、取り込むこともやってくれる。ちょうど僕たちの野菜の収穫と出荷が忙しい時期なので、ありがたいと言えばそうなのだが…。

 東京の三女は、ずっと通常通りにケーキ工場に出勤していた。ここへ来て、パート・アルバイトは休むことになったらしいが、三女たち正社員の一部は、ケーキ屋の経験も買われてか、自前のケーキ工場直属のショップがバカ売れで、販売も手伝うことになったらしい。「それは、コロナウィルスにさらされる頻度が上がるということではないか!」と電話で伝えると、三女は応えた。「スーパーマーケットの店員と同じでしょ?」「それに休みも増えたしね」

 それはそうなのだが親としては心配のタネが増えることになる。三女は、会社で重宝されることと仕事の楽しさがコロナウィルスなんの、という気分にさせるのか?いや、怖がってはいるけれど、会社が休みを決めない限りはどうしようもないということなのだ。そこから思いを馳せる。医療従事者の親もまた心配が尽きないのだと。

2020年4月17日


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