地元小中学高校の休校延長が発表された。５月末までである。予想していたとはいえ、あとひと月は長い。長いとはいえ、もうひと月頑張れば先が見えそうな気もする。

　次女の大学４年生活も四女の高校２年生活も、中途半端なことこの上ない。四女は、この長い休みを、長男と仲良くバドミントンをしたり、Amazonプライムビデオを見たりとのんびり過ごしているが、友達にも会えず、アルバイトもできないでいる。今日は二人で餃子を包んでくれた。奇しくも、三女からもメッセージが来て、一人で餃子を包んだ写真が送られてきた。同じ日に餃子を手作りするなんて、ね。一人暮らしの二十歳で五十個の餃子を作るなんて、ね。

　次女のいる北海道は、コロナウィルスの第２波が来たと報道されている。第１波が中国から来たとすれば、第２波はどこからだろう？ヨーロッパから？東京や大阪から？どちらにしても心配がぶり返してきたようなもので、次女は就職を決める年である。こちらに戻って高校の美術教師になることを諦め、北海道に的を絞るかもしれないと言う。それもコロナウィルスの影響によるものだ。肝心の油絵を描くことの方向性を大転換すべく、いろいろ考えているのも、コロナウィルス休みの産物であるようだ。これでまた、９月新年度への転換ということになったら、また変化するかもしれない。それはそれで楽しみだけど。

　サッカーは、正直言って、チーム練習だけでも再開してほしいのが僕個人の想いだ。長男の練習相手を継続してきたが、とうとう疲労困憊で、昨日は久しぶりに練習を休みにしたくらいである。練習の替わりに、僕は夕方、葉物の苗を畑に植え付ける作業をした。鍬で土を均して素手で苗を植えるということが、こんなに楽なことだったのか、と思ってしまったくらいだ。

　長男との練習では、最初にウォーミングアップを兼ねてトラップの練習から入る。それからサッカーテニスの２１点マッチを２ゲーム。この頃はとんと長男に勝てなくなった。デュースにまで持ち込むこともあるが、ほぼ毎日２敗する。そりゃー、長男は午前中に一人で練習しているし、この頃はリフティングも２５００回連続でできるようになったくらいだもの。太刀打ちできない割には接戦に持ち込んでいるのだから、僕を褒めてほしいくらいだ。咄嗟の判断時にも冷静で正確なキックを、というのがサッカーテニスの狙いであるのだが…。

　サッカーテニスのあとに、ボレーシュートの練習を何パターンかやって、１週間前からは、バルサと呼んでいる練習を復活させた。チームでの練習があればこれはしなくてよいのだが、一人の練習で壁板４枚を使ったところで、素早いパスの受け手と出し手の掛け合いはできないからだ。小学６年の頃、今から１年少し前まではこれを毎日していた。しかし、今は身体も少し大きくなり、スピードは格段に上がったので、僕がついていくのは大変だ。楽しいし最初はよいのだけれど、長男の要求通りには動けないしパスも疲れて出せなくなるのである。

　最後はシュート練習で、僕はキーパー役で終わる。しかし、ここで長男は負けで終わりたくないのでなかなか終わらない。雨がしばらくないこともあって、ずっと毎日これをやり続け、僕は疲労困憊した。５月は練習方法を考えて粘るぞよ。

　

2020年5月1日

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