★ 「週刊てーて」+αをブログでどうぞ。 ☆ ひらく農園の野菜を入手できるお店
昨日も今日も、野菜の納品に出掛けると、昼の街を車が沢山走っている。昨日も今日も平日である。名ばかりのゴールデンウィークが終わったばかりだ。中型ショッピングモールにもファーマーズマーケットにも人が多く、家族連れも目立つ。市内にコロナウィルスの感染者が一人も出ていないばかりか、県内にも4日ほど出ていない。そのせいで自粛ムードが和らいでいるのかいないのか?それとも、アメリカやドイツでの制限緩和の発表が、無意識のうちに自分たちの中に変化をもたらしているのだろうか?
長女のいるドイツでは、4月1日からのSummer semester(1年が2学期制であることは日本の大学等と変わらないけれど、半期をゼメスターと呼んでいるらしい)が4月20日からのオンライン授業に切り替わっていた。あれだけの感染者数で死者の数も日本よりは多いのだけれど、ヨーロッパの中では少ない国であるドイツが、予定通りにオンライン授業を行っていることはとても興味深い。その上、楽器の実技が主である大学院であるからなのか、2年で4つのsemesterの原則を崩して、今季のSummer semesterでは実技を単位としてカウントしないという。そして、5つのsemesterとなることを決定しているそうだ。つまり2年の予定を2年半に伸ばした、という柔軟性なのだ。
それだけで驚いていたが、4月29日からは、立入禁止の大学構内で、個人練習だけは許可されたというのだ。「せっかく奇跡的に合格した大学院であるが、コロナウィルスの影響で長女はどうなってしまうのか?」と親は心配していたわけだが、LINEアプリでのメッセージや無料通話で長女の充実感が伝わってくると、ドイツを選んだことも含めて娘の運の強さ、運を引き寄せる力に脱帽してしまうくらいだ。
ちょうど朝ドラで音楽家の生涯を描いているが、うちの長女も中学からいきなり私立音高に行きたいと言い出した時、家族や親戚の反対を僕と長女が押し切る形に近かったなぁ、と思い出したところだ。それどころか、次女の美術専攻、三女の中卒パテシエ修行、長男のサッカー一本計画など、全ては水泡に帰す可能性ばかり追い求めているようなものだ。捨て身でやらなければどうにもならないことと、コロナウィルスを掛け合わせたなら、心配の種ばかりであることも確かなのだが…。
ゴールデンウィークも毎日出荷ばかりしていた。並行して、仕事用のPCを五年ぶりに交換する作業も行った。様々なソフトウェアを駆使しているので、仕事に支障が出始めたからだ。古くなったものは、Windows10に入れ替えて四女の部屋に持っていった。四女がようやくパソコンに本格的に取り組みたいと言い出していたので、久しぶりにLANケーブルを張り巡らした。北海道の次女がオンラインで四女にいろいろと教えてくれたようで助かった。
僕ももう若い頃と同じようには集中力が続かない。わからないことを検索して、システムファイルをいじる、なんてことも久しぶりだった。ドイツでは、ブンデスリーガも再開が決定した。日本もそろそろ、勇気を持って前に進みたい、ね。
2020年5月8日
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